2015年07月31日 配信

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この人に聞きました!

船橋青果商業協同組合 理事長
河合努さん

卸、仲卸と地域経済をつなぐ潤滑油  地域の「八百屋」の組合

船橋市内各地に店を構える個人の八百屋の多くが野菜や果物の仕入れを行っているのが船橋市場。
船橋市を中心に習志野市、八千代市、市川市と千葉市の一部に店を構える114人の会員が登録しています。。
最盛期は、船橋市場が現在の場所に移動してきた46年前で1000人を超える会員がいました。当時は当組合のほかに船新青果小売商業協同組合、船橋中央青果商業協同組合という3つの組合がありましたが当組合に統合され現在の組合員数になりました。ちなみに4桁の数字が付いたバッチを帽子に付けて市場内で仕入をしているのが当組合の会員です。。
八百屋の多くが個人商店で、当組合を通じて卸や仲卸への支払いを代わりに行うのが組合の「代払い」制度です。こうした仕組みを持っていることで、卸や仲卸は安心して八百屋に野菜と果物を販売することができ、八百屋の店頭にも商品が安定して供給されるようになるのです。。
近年、会員の多くが学校給食などへの納めの比率を高め、店頭販売の比率は下がっています。納めの規模が大きくなり、相手が大きくなるにつれて売り上げの回収サイトが伸びてきますが、市場での支払いは3日後ないし、4日後払いですから当組合では代払いを事業として担っています。。
最近は、会員の多くがミニスーパーのような形に転換しています。ちょっとした駄菓子屋、文具なども店頭に並べるようになり地域の高齢者や子どもたちの交流の場所にもなっています。昔は町の至る所にあった八百屋ですが、市況の変化に合わせて姿を変えましたが変わらずに街に息づいています。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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