2015年05月01日 配信

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この人に聞きました!

船橋市地方卸売市場 場長
神田弘志さん

◆船橋市が運営する「公設市場」である「船橋市地方卸売市場」。
市場の成り立ちとその仕組みについて話をうかがいました。

船橋市場が現在の場所に移転してきて丸45年が経過しました。船橋駅の南北に1つずつの民営魚市場、市内各所に開設されていた11ヶ所の民営青果市場が統合されて誕生したのが、「船橋市中央卸売市場」でした。
船橋市場は、昨年4月、取扱高の減少に伴って「地方」に転換、現在は「船橋市地方卸売市場」となりました。「中央」から「地方」に転換したことでなんとなく気落ちしたムードを払拭する意味でも、対外的に「船橋市場はこれだけの事が出来る力のある市場だよ」と伝える意味で、昨年5月の「船橋市場だョ!全員集合」を開催した経緯もあります。
昨年の青果取扱高は、99億1590万8000円、水産取扱高で132億9724万6000円。青果卸売事業者1社、仲卸売事業者17社。水産卸売事業者1社、仲卸売事業者65社。セリに参加する権利を持つ売買参加者は、青果117業者、水産9業者。関連商業施設として什器や器、梱包資材、海苔や漬物などの加工商品を扱う業者が60件入居しています。これに加え、買出人と呼ばれる飲食店の仕入れ人や商店街にある魚屋さんなどが訪れるのが「地方卸売市場」です。
いわゆるプロの為の施設である「卸売市場」ですが、開かれた市場を目指して、数年前から「盆踊り」や一般向けの市場開放企画「楽市」、「感謝デー」など、青果、水産、食堂や菓子、加工食品などを扱う事業者が様々な取り組みを行っています。
船橋市場は、船橋市が運営する「公設市場」という位置づけです。市場の収入は、入居者が納める施設使用料と、卸売業者が取扱高に応じて納める売上高割使用料の二つになります。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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