2014年11月01日 配信

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この人に聞きました!

【板倉病院】梶原崇弘 院長

◆板倉病院の地域連携の取り組み

船橋の南部医療を支えてきた板倉病院は、今年で開院75周年を迎える。同院は「救急医療・予防医療・在宅医療」の3本柱をコンセプトに掲げており、特にこれから高齢化社会を迎えるにあたり、様々な取り組みを行っている。
同院では地域連携室を設置し、「病院と病院の連携」「病院と診療所の連携」「病院と居宅介護支援事業所の連携」に力を入れている。「多くのケアマネジャーは福祉業界出身という現実があり、病院や医師に相談をする時、気軽に連絡できない傾向がある」と梶原崇弘院長。この問題を解決するために、同院では地域連携室の間口を広げ、ケアマネジャーが相談しやすい環境作りに取り組む。また、患者が退院する時、退院時カンファレンスを行い、患者やケアマネジャー が安心して在宅での生活を送れるように心がけているのだ。

◆地域連携を目指している「船橋南部在宅研究会」とは?

同会は約10年前に板倉病院と地元のケアマネジャーが連携をとるために始まった勉強会で、毎月1回行っている。多職種にわたる問題について、参加者全員で議論しながら切磋琢磨してきた。当初数人
で始まった会も現在は100人を超える参加者がおり、船橋の勉強会の中でも大きな存在となっている。同会は、基礎的な医療・介護についての知識的向上を目的としているが、それ以上に多職種が交流できる場として、顔の見える関係性を作れることが魅力。「これから今以上の高齢化社会を迎えるに当り、多職種が連携することは必要不可欠です。」と梶原崇弘院長は語る。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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