2014年02月01日 配信

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第十五歩:入日神社から夏見へ

入日神社(船橋市海神3-7-8)は国道とJR線に囲まれた狭い境内にひっそりとただずむ。
この地にヤマトタケルが上陸し、夏見の丘で蝦えみしちょうぶく夷調伏を祈ったとの伝承がある。地名「海神」の起源と言う。神社の北、京成電鉄の辺りには、古く六・七世紀頃の幾つかの古墳があったと伝わり、古代からの歴史を感じる。
明治初期の地図に今の海神小学校の西を通り夏見の丘に至る道が記されている。小学校の近くの中央保健センターの周辺に、中世末期の頃「天沼千軒」という集落があった。海老川の奥深くまで潟が広がっていた頃のことである。天沼弁天池公園①(船橋市本町7-16)はその歴史を留めている。
海神小学校から東海神駅を左に9号線を斜め右に突き切り、夏見の丘の上をめざす。坂を上ると、船橋中学校(船橋市夏見2-11-1 )の南門の左手奥③に、エノキ・タブノキ・スダシイなどの大木がこんもりとした森をつくっている。塙はなわづか塚古墳で馬具や武具が出土した。
明治の地図では道は夏見の日枝神社に向かう。大昔、海から来た神は、夏見の丘でどのような儀式を行ったのだろう。

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