2022年05月04日 配信

ふなばしこんな会社

伝統と風土が育んだ、海苔・銘茶・落花生
和食文化の発信にも注力


専務の金子正さん(中)とスタッフの皆さん

株式会社 金庄・茶茶
住所:(本社)船橋市東船橋1-2-2
   (茶茶谷津本店)習志野市谷津5-4-8
   (JR東船橋駅前店・工場直売所)船橋市東船橋4-27-5
TEL: 047-422-3856
代表:金子 成康さん
従業員:24人
https://www.cha-cha.co.jp/

 

 江戸前の海苔・落花生・お茶などの地場産品を販売する同社は、昭和20年に創業。JR東船橋駅前に工場と工場隣接の直営店を、京成線谷津駅前に「茶茶谷津本店」を構え、伝統ある和食文化の発信と提供を行っている。

 同社では、素材となる材料が育った産地の特徴を生かせるよう加工し販売を行っている。例えば海苔は、遠浅で潮の干満差が大きい東京湾(江戸前)で養殖。独自の「石焼のり釜機」を使用し、一般に焼き上げる温度より低い、半分ほどの温度でじっくりと焼くことで「口に入れた瞬間、爆発的に広がる風味を味わうことができます」と専務の金子正さん。

 お茶については、ミネラル豊富な有機質肥料で育成したやぶ北茶を、本場、静岡・掛川で栽培。収穫した茶葉は、アルカリイオン清水(不純物のない純清水)を沸かしてつくった蒸気だけで蒸し、手作りの技にこだわった特製ホイロ(乾燥と火番づけを目的とするもの)で火入れ仕上げをしている。一年中品質の変わらないお茶を届けられるよう、年間分のお茶を収容できる冷蔵倉庫を保有し、製茶仕上げをしているという。

 落花生は、香ばしい風味とコクの深い天然の甘味が特徴の八街を扱う。契約農家にて栽培された落花生を、熟練技術で煎り上げ、風味豊かな仕上がりにしている。

次の世代を担う子どもたちに楽しみながら食文化を発信

 そんな、地元産品を取り扱う同社では以前から「茶茶谷津本店」の店内を利用して「世界で一つのオリジナルのお茶づくり」「ピーナッツバターづくり」など食のワークショップを各種行っている。コロナ禍以降、自宅待機が多くなってしまった子どもたちの心の癒しになればと「親子でおにぎらず体験」など、子ども向けの企画も開催し「年齢問わず、誰でも気軽に地域間の交流やコミュニケーションの取れるお店作りを目指して行きたい」と金子さん。


京成線「谷津」駅前にある本店。店内にはイートインスペースも設置し、会話を楽しみながら買い物もできる


令和2年度には、同社の「深蒸し掛川茶」が農林水産祭「天皇杯」と全国茶品評会「農林水産大臣賞」をダブル受賞した

 

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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