2021年04月01日 配信

株式会社 Taebis(タエビス)
代表取締役/杉本 葉子さん
従業員/31人(パート含む)
住所/ オフィス=船橋市習志野台5-40-19 MIビル2F。店舗=「Taebis Alyssum」(習志野台1)、「noele」(本町)、「 Un anello」(習志野台5)、「Taebis CHERIR」(八千代市)
TEL/047-469-1788


創業は昭和44年。

母と兄の思いを継いだ女性経営者

 

美容師は女性が輝ける仕事女性も働きやすい職場に

 船橋市習志野台のエリアに美容室を2店舗、八千代台に1店舗、船橋駅近くにも店舗を持つ「タエビスグループ」。現在の代表は3代目代表となる杉本葉子さん(以下、葉子さん)。女性が子育てをしながらでも仕事を続けていける環境作りに力を注ぎ、「お客様に『あなたに出会えてよかった』と思って頂けるスタッフを育成することが使命です」と手作りした会社理念手帳を開きながら話す杉本さんは、「日本一、お客様思いの美容室を目指したい」と目を輝かせる。

 2006年夏には書面上では3代目代表となっていた葉子さんだが、その転機は思わぬ形で訪れた。

市内での始まりは松が丘、北習志野で大型店へと成長

 同社の設立は昭和44年。杉本さんの母・木村アキ子さんが東京・自由が丘の美容室から独立し、松が丘で「美容室タエ」を立ち上げた。

 「母は、この仕事は女性が活躍できる仕事であること、美容の仕事は素晴らしく、一生勉強できるものであることを教えてくれました」と葉子さん。

 「母は教育にとても厳しかったですが、スタッフがお嫁に行ったとき、『タエビスのスタッフは教育が行き届いていて素晴らしいね』と言われていたことをよく思い出します。人としても女性としても素晴らしい人を育てていたと思います」と振り返る。

 そんな母の背中を見て育った葉子さんと兄の雅宏さんは、いつしか美容師に。

 中でも雅宏さんは”カリスマ美容師“的な存在だったという。店名を「タエビス」とし、当時、東消防署の並びに施術面を15席構える大型店舗になっていた。

 順風満帆な経営が続いていたが、2006年10月のある日、兄・雅宏さんがくも膜下出血で倒れ、そのまま帰らぬ人に。当時、41歳だった葉子さんは3人目の子どももまだ小さかったが、家族の協力も得ながら「スタッフもお客さんも守りたい」と、少しの間も休業せずスタッフと力を合わせて営業を続け、新たに舵をきったのだった。

未来に残せる会社を作り地域のみなさんに恩返しを

 さまざまな勉強を重ね、経営を学んだ葉子さん。「困ったときにはいつも地域の方が手助けしてくれました」と振り返り、「だから恩返しがしたい」と続けた。

 「経営者の仕事とは、会社の未来を創ることだと思っています。地域のみなさんに恩返しができる会社でいたい」と葉子さんは微笑んだ。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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