2023年10月29日 配信

コラム
地域でお金を回すこと vol.42

自分の住む街に関心を持つ人たち

 まいふな編集部が普段取材に伺わせてもらっているネタの多くは、地元の「お店」「イベント」「市民活動」「子どもたち(学校)」などです。編集部では「市民ライター制度」を採用しています。

 最初の5年くらいは、僕一人で取材に回り、営業し、編集し、配送して「まいふな」を毎月皆さんの手元に届けてきました。多くの人の話を聞き、皆さんの街にかける思いを記事にまとめ、多くの先輩たちを見送ってきました。お葬式では「長い間街のためにお疲れさまでした。あとのことは任せてください。今まで色んな学びをありがとうございました」と手を合わせてきます。

 皆さんが「なぜ、こんなに地元を愛し、街のことを大切にし、自分を後回しにして『ジブンゴト』として街に関わってきたのか」その話を4万件以上聞き続けてきた経験が今の僕を作っています。

 最初、お金持ちになりたくって29歳で起業した青年は、皆さんの地域への愛にたくさん触れ、47歳になった今、「次世代のためにバトンを渡したい」と、地域を愛する商店街の店主として、地元経済界の経営者として、自分を地域に役立てる方法を模索するおじさんになりました。

 まいふな編集部では「市民ライター制度」を活用して街を知り、街を愛し、街にジブンゴトとして関わりながらも俯瞰したモノの見方や捉え方ができる「良い市民」を育成したいと考えています。

 僕たちが考える「良い市民」とは、政治や行政を理解しようとし、街のためにどうするべきなのか?という議論ができる人たちです。自分の私利私欲のために将来ある子どもたちにツケを残し、今のために未来を犠牲にするのではなく、「将来のことを見据え、街としてどうすべきなのか」議論を尽くす人を輩出したいと考えています。議論のためには、多くの下地となる情報が必要です。法律や行政の仕組み、経済や教育、特に地域に関するベースの知識がなければ議論を深めることはできません。「良い市民」が少ない街では「自分のことを優先的に考える人」がイニシアチブ(主導権)をとり、そうした考えのもとに街を運営していくことでしょう。「街をどうしたら今よりももっと良い方向に持っていけるのか?」当事者の皆さんとだからこそ議論する必要があるのです。若い人たちや学生さん、子どもたちに、そうした地域のことを知ってもらい、地域に触れる場を提供することが必要だと考えています。

 もし、このコラムを読んで「まいふな編集部と一緒に街づくりに関わりたい」と考えていただける方がいらしたら…、皆さんと関わり合い、街づくりを進めていく準備を編集部では色々と整えてきましたので、QRコードからサービスサイトをご覧いただき、是非ともお声がけください。

この記事を書いた人
株式会社myふなばし・株式会社フィット 代表取締役 
船橋経済新聞&外房経済新聞 編集長
市場カフェ マスター
一般社団法人船橋市観光協会 
包括地域プロデューサー
山﨑健太朗

Twitter(@ MyFunabashi
ほかにも、さまざまな情報発信をしています!
★YouTube「やまけんちゃんねる」山﨑が船橋市内中心に活躍している経営者をゲストに呼んでインタビューしています
★note「やまけん
★ブログ「主婦と高齢者で地方活性化を実現する編集者・ライターという働き方
 

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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