2023年01月31日 配信

コラム
新型コロナの先にあるもの vol.34

社会人の学び直しの場と居場所作り
 
 船橋市内には、数百を超える市民活動団体があります。公民館や自治会館を中心に、船橋アリーナや武道センター、市内各所にある公園など、様々な場所でそれぞれの活動に共感した市民の皆様が集い、活発に活動しています。
 
 私たち、まいふな編集部は、それらの活動を16年間に渡って一件ずつ訪ね、取材し、記録してきました。松戸徹船橋市長は「船橋の宝は市民だ」と、各所でおっしゃっています。私がまいふな編集部を立ち上げた頃、松戸徹さんは、副市長でしたが、その際にも同じことをおっしゃっていました。地域の価値とは、何でしょうか?便利で住みやすい街、産業のある街、人口の多い街…いろいろな定義があると思います。
 
 私は、まいふな編集部運営と並行して日本国内の様々な都市や地方に赴き、その土地の魅力を取材してきました。どの街にもそれぞれの街の魅力があり、その街の「まちづくり」に尽力する人々が「誇り」をもって暮らしていました。人口が多い少ないに限らず、便利だからとか不便だからというのもあまり関係がないようです。人が街に誇りを持ち、街の将来を憂い、関わりを持つきっかけは、自分の生まれ育った街での記憶や友人との関わりが大きく作用していました。ある人は、自分の母校の廃校をきっかけに地域に帰りました。ある人は、同級生との飲み会をきっかけに地域活動に。実家の家業を継いだのがきっかけだった人もいます。いずれ にしても地域に自分の根っこがあることがきっかけの大きな要因であることは疑いようがありません。
 
 そして、もう一つ地域に関わる大きなきっかけがそうした「地域に根付いた人とのつながり」ができることです。地域に根付き、地域を愛し、その地域を変えていこうとする熱い想いに「地域おこし協力隊」や「観光客」など関係人口として関わった人々が共感するのです。船橋市のようなベットタウンの場合は、転勤などで地域に住処を得て、「たまたま」地域との縁ができ地域活動に入る場合が多いようです。
 
 つまり、地域の中で地域を愛し、地域活動を立ち上げ、積極的に地域に関わっている人々と 、「 関係人口 」になった人々を繋ぐ場がたくさんあると地域に対して「熱を持って」関わる人たちのネットワークが増えていくはずなのです。
 
 「ボランティア」や「社会人の学び直し」の場が、地域にかかわるきっかけの一つになるのではないかと考え「子ども食堂」を立ち上げ 、「ふなばし大学」という企画を準備しています。それらのコンテンツが船橋市内各所のカフェやレストラン、シェアスペース(公民館や自治会館含む)などで展開されていくことで地域活動がもっと盛んになるのではないかと考えております。
 
この記事を書いた人
株式会社myふなばし代表取締役 
一般社団法人船橋市観光協会 
包括地域プロデューサー
山﨑健太朗

Twitter(@ MyFunabashi
ほかにもさまざまな情報発信をしています!
★YouTube「やまけんちゃんねる」山﨑が船橋市内中心に活躍している経営者をゲストに呼んでインタビューしています
★note「やまけん
★ブログ「主婦と高齢者で地方活性化を実現する編集者・ライターという働き方
 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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