2022年10月30日 配信

コラム
新型コロナの先にあるもの vol.31

街は誰のものか?

 私たちが住んでいる船橋市。この街は誰のものなのでしょうか? 今この街に住んでいる人たちのものでしょうか? 確かにそうかもしれません。この街で働く人たちにとってはどうでしょうか? この街を愛し、この街を選んで働いてくれている人であればその人にとっても「我が街」なのでしょう。では、この街に遊びに来て、時間やお金を消費していく人たちにとってはいかがでしょうか? きっとその人たちも数多くある街の中から「船橋市」を選んでくれているので、この街に何かしらの愛着があるでしょう。何かしらの理由でこの街を選んでくれた方々にとっても「我が街」「好きな街」なのかもしれません。

 では、この街を車や電車で通り抜けていくだけの人たちにとってはどうでしょうか?そういう人たちにとってこの街の景観が、汚いとかみすぼらしいとか…見るに堪えないものだったら…きっと、その人がこの街を通り抜けていくかけがえのない人生の時間は残念なものになるでしょう。こうやって考えていくと、街は「自分のものであると同時に、みんなのものである」というのが実感できるのではないでしょうか。

 では、「過去」のこの街は?きっとその時代を生きた人たちにとってかけがえのない「我が街」だったことは想像に難くありません。では、「未来」は? 未来にこの街に住む私たちの子ども世代、次の世代、その次の世代…この世が続く限り、きっとこの街は誰かのものであり続けると思います。

 今度は、範囲を広げて「地域」で考えてみたいと思います。私たちの住んでいるこの地域は…同じようにみんなにとってかけがえのない「地域」であることでしょう。もっと範囲を広げて「千葉県」「関東」「日本」…「世界」「宇宙」。ご存知のように私たちのこの街は世界とも宇宙とも繋がっています。私たちのこの街は過去とも未来とも繋がっています。今を生きている私たちが、今この瞬間を大切にするとともに、「次の世代に何を残すのか?」「周囲の人たちと協力し合ってどんな未来を残していくのか?」ということを真剣に考えて「今を生きること、地域を大切にすること」が必要だと私たちは考えています。「世界平和」や「100年後の未来」を考えていても遠すぎて、あまり実感が湧きません。でも、今いるこの時代のこの地域のことなら実感が湧くと思います。一人ひとりの人が自分の人生を大切に生き、資源を大切にして、環境を大切にすることで社会は少しずつですが変わっていきます。みんなで同じように大切に過ごしていくことで未来はきっと良い方向に変わっていきます。SDGsで目標に掲げられている17項目って、こういうことの延長にあるのだと思います。

この記事を書いた人
株式会社myふなばし代表取締役 
一般社団法人船橋市観光協会 
包括地域プロデューサー
山﨑健太朗

Twitter(@ MyFunabashi
ほかにもさまざまな情報発信をしています!
★YouTube「やまけんちゃんねる」山﨑が船橋市内中心に活躍している経営者をゲストに呼んでインタビューしています
★note「やまけん
★ブログ「主婦と高齢者で地方活性化を実現する編集者・ライターという働き方

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード