2022年09月29日 配信

コラム
新型コロナの先にあるもの vol.30

にんじんジュースとにんじんドレッシング

 船橋の農水産物には全国でもトップクラスの生産量を誇るものが少なくありません。スズキやホンビノス貝などの水揚げは日本一です。農産物では、ふなっしーで一躍全国的な知名度になった「船橋のなし」をはじめ、西船橋の小松菜や枝豆も地域商標を取得しています。

 同じく地域団体商標を取得している、「春にんじん」は全国でもトップクラスの生産量・作付面積を誇っています。先日、三咲エリアでだいこんとにんじんを生産する柳澤孝行さんに便乗させていただき、長野県の加工会社を訪問してきました。

 千葉県は果物や野菜の生産が盛んですが、ジュースや、ドレッシングへ加工する中小の事業者はほぼ皆無だそうです。農家さんが、それなりの量を加工に回す場合、県外加工施設に生産してもらうのがほとんどだそうです。柳澤さんも加工を考えた際に、長野県の加工所にたどり着きました。長野県には中小から大規模な加工所まで多様な施設が集中しているため、全国から農産物加工の依頼が届くそうです。「長野県は小規模な農家が多く、少しでも収入を増やそうと加工を始めました。加工に回し、ジュースやゼリー、菓子などにすることで売上が上がるだけでなく、無駄な生産をしなくても良くなり、賞味期限を延ばすこともできます」と、訪問先の部長さん。

 では、全国有数の一次産業を持つ船橋に加工所がないのは何故なのでしょうか?また、千葉県内にも『検索してすぐに見つかるような加工所』がないのは何故なのでしょうか? 時間をかけて農産物を運び、加工に回し、また運搬して船橋まで持ってくるというのは非常にロスの多い話です。地元で加工できたらどれほどの可能性があることでしょう。

船橋市内で聖地巡礼

 船橋市は、都内から近く鉄道や高速道路などの交流網が発達している都市です。そのため、映画やTV番組のロケ地として選ばれることも少なくありません。皆さんがご存知の映画でも気付かれないようなところで船橋が使われていることも。製作上秘密にしなければならない場合は仕方がないですが、撮影でや大好きな俳優さんが船橋市にやってきたのであれば見学したいと思いますよね。また、映画の重要なシーンを市内で撮っていたら公開後にそこにファンの方が集まる可能性もあります。市のホームページで一部公開していますが、あくまで一部でしかありません。『これまで価値があると認識されていない』宝物は船橋市内に数多く眠っています。私たちまいふな編集部では、取材を通じてそうした宝物を見つけ出し、どのようにしたら市民の皆さんが知り、有効に活用してくれるのか?を考えて日々編集を行っています。

この記事を書いた人
株式会社myふなばし代表取締役 
一般社団法人船橋市観光協会 
包括地域プロデューサー
山﨑健太朗

Twitter(@ MyFunabashi
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★note「やまけん
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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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