2022年08月29日 配信

コラム
新型コロナの先にあるもの vol.29

市船の活躍、特別な年

 船橋市を代表するスポーツの伝統校「市立船橋高校」(通称=いちふな※NHKの解説者は「しりつふなばし」と言っていて話題に)。今年は、15年ぶりに野球部が夏の甲子園に出場。そして、25年ぶりに初戦も突破(執筆日現在)。アルプススタンドの応援でお馴染みの吹奏楽部は全国コンクールでも常連。ダンス部も今年インターハイ出場を決めています。さらにサッカー部、バレーボール部、バスケットボール部、陸上部、水泳部、体操部などもインターハイへ出場。昨年は、平成以降初めて球技系部活動が全国大会出場ゼロだったこともあり、今年は特に期待が高まっていたのですが、期待通り生徒たちは華々しい活躍。

 しかし、実はその裏側で、学校では遠征費や滞在費の工面に奔走していました。メンバーはじめ監督やコーチ陣、マネージャー…在校生で組織する応援団なども加えると膨大な金額(噂では数千万円を超える規模)になるそうです。球技などの団体競技や演奏には人数が必要ですからその分経費もかかります。ましてや今回、野球部は甲子園。アルプススタンドを応援団で緑に染め上げ、悔いの残らないよう気持ちよく試合させてあげたいですね。

地域の団結、卒業生やチーム船橋の絆

 船橋市内には地域の激戦を勝ち抜いて県を代表して、全国へ進む部が小学校、中学校、高校、スポーツ系・文化系を問わず数多くあります。

 地域内の子ども達が部活動を熱心に行うことで各種の道具やユニフォームが市内を中心に購入され、試合に参加すればそれに伴って移動も発生します。

 体を動かすスポーツだけでなく最近では「eスポーツ」のプロ化も進んでいます。そういえば「ユーチューバー」も職業として定着してきました。地域から打って出て活躍する先輩を見て「中学生(高校生)になったら…○○さんみたいになりたい!」そうした、熱い気持ちが青少年の健全育成に大きく寄与することもあるでしょう。地域内の次世代を支援するのは、保護者はもちろんのことながら私たち地域住民や地域内で商売をする経営者の役割でもあります。地域が次世代に夢を託すことで新たな消費につながり、地域内に帰ってくる場所を作ることができます。子ども達が将来地域を振り返った時、私たちがいま作っている社会を大切な存在だったと感じてくれるとうれしいですよね。

 ちなみに…執筆時、市船の事務局では野球部をはじめとした遠征費の工面に悩まされていました。もし、この9月号が出版されるタイミングで、まだ遠征費の寄付を募集しているようでしたら船橋を愛する読者の皆様もご検討を願いします。左に寄付方法を紹介しているサイトのQRコードを貼っておくのでご利用ください。

市立船橋高校寄付金についてのサイト

この記事を書いた人
株式会社myふなばし代表取締役 
一般社団法人船橋市観光協会 
包括地域プロデューサー
山﨑健太朗

Twitter(@ MyFunabashi
ほかにもさまざまな情報発信をしています!
★YouTube「やまけんちゃんねる」山﨑が船橋市内中心に活躍している経営者をゲストに呼んでインタビューしています
★note「やまけん
★ブログ「主婦と高齢者で地方活性化を実現する編集者・ライターという働き方

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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