2021年11月29日 配信

コラム 
新型コロナの先にあるものvol.20

地域の意味と範囲、私たちの地域定義

 「地域」と「地方」という言葉がある。「地方」というのは「田舎」と同意義だったり「首都とか中心都市以外の部分」(コトバンクから抜粋)を指すそうです。一方、「地域」とは、「地理学では等質地域あるいは均質地域」という、気候や地形特性による区分を指す場合と「人文諸要素のうち、何か一つを取り出しそれを基準として地表を区分したもの」という表記もあります(いずれもコトバンクより抜粋)。

 「地方」=「地域」として使われる文脈は多いですが、私たち編集部では「地方」の中に「地域」もあり、「都市」や「都会」の中にも「地域」があると考えています。東京という「都市」の中に「浅草」という「地域」があり、そこに「-人情味あふれる下町の空気感といった『地域』がある」と考えています。

 船橋市も大きな「地域」ですし、船橋市の中にもいくつもの「地域」があります。「コミュニティ」や「所属」と言い換えても良いかもしれません。私たちの社会は、「地域」とか「コミュニティ」が重なり合って、より大きな「地域」や「コミュニティ」を作ります。

 当然、国や行政が規定する「市区町村」も含まれますが、それとはまた別のくくりで、「趣味」や「目的」など距離を超えて「コミュニティ」が形成されているものもあるでしょう。

 一人の人がいくつもの「コミュニティ」に所属しているという感覚は、皆さんもお持ちでしょう。「小学校のママの集まり」「子どもの習い事のママの集まり」「●×株式会社の社員」「船橋ゴルフ会の会員」「●▲スイミングスクールに通っている」…「行きつけのカフェや居酒屋で出会う客同士」というのも立派な「コミュニティ」であり、「所属」だと考えています。まいふな編集部では、地域にある様々な活動を通じ、そうした地域内の「所属できる場」を紹介し、そこに足を踏み入れるきっかけを提案しています。

 「新しいお店ができたから」と、気軽に足を運べる人もいるでしょう。「開店にかける店主の思い」や「意気込み」、編集目線を通じて「その店の特徴」などをデータとして提供することで、船橋市民がより良い形で地域に溶け込んでいけるお手伝いをしています。

大きな経済政策と小さな経済政策

 私たちが得意とする領域が「地域」であるとするならば…、その小さな領域の中で「経済を回すために何ができるのか?」を考えるのが私たちの仕事になります。

 これまでは、「記事による情報の発信」「場の提供による繋がり作りのお手伝い」を行ってきました。 

 今後は、所属×所属というコラボレーションを通じ「地域内情報や人材交流を図ることができないか」ということを考えて、新しいチャレンジを始めています。詳しい話は次回に。

この記事を書いた人
株式会社myふなばし代表取締役 
一般社団法人船橋市観光協会 
包括地域プロデューサー
山﨑健太朗

Twitter(@ MyFunabashi
ほかにもさまざまな情報発信をしています!
★YouTube「やまけんちゃんねる」山﨑が船橋市内中心に活躍している経営者をゲストに呼んでインタビューしています
★note「やまけん
★ブログ「主婦と高齢者で地方活性化を実現する編集者・ライターという働き方

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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