2021年10月02日 配信
コラム 
新型コロナの先にあるものvol.18
 
県内各地で行われている街づくり

 MyFuna編集長を昨年から後任の見上に引き継ぎ、千葉県内54の市町村を回りそれぞれの街で街づくりを担っている人たちを訪ね歩いてきました。それぞれの街に特徴があり、それぞれに抱える課題があり、それぞれの方法で解決に向けての努力をしています。いずれの街で行われている活動も素晴らしく、それに携わっている人たちも素晴らしい人たちばかりでした。

 また、いまでこそコロナ禍でイベント開催を自粛していますが、もともと房総半島はマルシェ開催が盛んな地域です。都心から移住して半分農業、マルシェや小さなお店経営を併用させ生活の糧を得ている方々も多くいらっしゃいます。そうした方々が集まりマルシェの開催が盛んになっていったのです。

 しかし「それぞれの街の活動やイベントを知る術がない」「知り合いになればSNSを通じて活動を知ることができるんだけど…」というギャップも感じていました。

 イベント主催者の多くは広告を出して広く集客するという手法をとりません。「対応できない程多くの集客は望んでいない」のだそうです。でも、「自分たちの活動に共感してくれた新しい人の合流は望んでいる」ということもわかってきました。各地域で知りたい人に知らせるための「広報の仕組み」が不足していることが分かったのです。

船橋で続けてきた活動

 一方で船橋市内。現在は市内で開催される多くのイベントや地域活動について、まいふな編集部で把握できるようになりました。

 私たちはその活動を掲載料と引き換えの「広告」としてではなく、編集の目を通し客観的に伝える「記事」として取り扱います。主催者の思いをヒアリングし、読者にその取り組みを客観的に伝える仕組みを13年間かけて育ててきました。

 主婦や高齢者(最近はフリーランスの方や学生さんなども)が参加してくれている「市民ライター」という制度を活用し、地域内に草の根の情報網を張り、市民目線で地域課題を認識してもらい、解決に向けて取材先と取材先をつなげていきます。そうしてそれらの課題や解決策などもタウン誌とインターネットニュース、SNSなどを使って拡散していくのがまいふな編集部です。

 僕が13年前に株式会社myふなばしを創業した時、僕自身地域のことはほとんど知りませんでした。毎日の取材の中で地域のことを知り、人を知り、「どうしたらもっと良くなるのだろう」と考えるようになりました。まいふな編集部というのは、市民の方に地域に参加してもらうための仕組み作りだと認識しています。

厚生労働省「感染症対応休業支援金・給付金についてのサイトhttps://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16953.html

この記事を書いた人
株式会社myふなばし代表取締役 
一般社団法人船橋市観光協会 
包括地域プロデューサー
山﨑健太朗

Twitter(@ MyFunabashi
ほかにもさまざまな情報発信をしています!
★YouTube「やまけんちゃんねる」山﨑が船橋市内中心に活躍している経営者をゲストに呼んでインタビューしています
★note「やまけん
★ブログ「主婦と高齢者で地方活性化を実現する編集者・ライターという働き方

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード