コラム
新型コロナの先にあるものvol.16
テレビなどのメディアでは、新型コロナウイルス感染症による営業自粛で都市部を中心に様々な業種が苦戦を強いられていると報道されています。飲食店は国や自治体の定めた指針に従って営業時間短縮やアルコール提供自粛(時間や人数の制限なども含む)により売上が減少し、疲弊しきっているという話です。
しかし、千葉県公式ホームページを見ると「蔓延防止措置」に指定されているエリアの飲食店に対して、「20時までの営業時間短縮要請」「感染防止措置の徹底(貼り紙などの掲示ほか)」「酒類提供(持ち込み含む)の制限」などの要件を満たすことで1店舗当たり最大210万円、大企業の場合は1店舗当たり最大420万円の支給をすると明記されています。
店の1日当たり売上が7万5千円以下の店舗で3万円、それ以上25万円以下で1日当たりの売上高の40%を。25万円以上(売上/日)であれば一律10万円を支給するそうです(6月21日~7月11日までの全期間)。ちなみに、この協力金は感染症予防に配慮した上で20時までは通常に営業していても支給されるとのこと。県ホームページによると協力金は昨年末の緊急事態宣言から細かく条件設定をしつつ、継続支給しているようです。
またこの期間、厚生労働省では「感染症対応休業支援金・給付金」を打ち出し、コロナ禍でシフトや給料が減ってしまった従業員向けに支援金を出しています。最大で給料の8割を支給するそうですが詳細情報は以下のQRコードから取得してください。
コロナ禍でも積極的に新しい策を打ち出ししている事業者も少なくありません。昨年、船橋市内でも老舗の宿泊施設廃業が相次ぎました。しかし、今年市内に新設した宿泊施設もあります。船橋駅北口にあった「レックスイン船橋」は、関西の事業者が経営を引き継ぎ「サンホテル船橋」に。夕食の提供はなく、宿泊者を積極的に街に送り出すことで地域連携を図ります。
先日西船橋駅前には166室を擁する「アパホテル西船橋駅前」が開業しましたが、1階に入居しているレストランは西船橋・船橋を中心に「居酒屋 一九」など十数店舗を展開する地元飲食チェーン。自社でレストラン運営するよりも地域飲食店と連携することで共存を図っているのでしょう。
昨年テイクアウトを始めることでコロナ対応した店、弁当販売を始めた店、通信販売に乗り出した店、キッチンカーを始めた店など多様な対策が見られました。今年は更に進み、店頭に自動販売機を設置して自店オリジナル商品を販売する店やパンの無人販売を開始する店も登場しています。
厚生労働省「感染症対応休業支援金・給付金についてのサイト https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16953.html
株式会社myふなばし代表取締役
一般社団法人船橋市観光協会
包括地域プロデューサー
山﨑健太朗

Twitter(@ MyFunabashi)
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