2021年07月04日 配信

コラム 
新型コロナの先にあるものvol.15

「人に会う観光」を推奨

 地千葉県には宿泊を伴ってでも訪れたくなる観光施設が数少ないように思われます。もちろん情報発信とブランディングの不足もあるでしょう。しかし、外の人が千葉を訪れる理由を「人」に置いた時、千葉県の魅力は輝きを増します。

 「人が人に会いにいく」。この移動理由は時に、有名なお寺の拝観や、テーマパーク訪問よりも大きな移動理由になりえます。

 身内に事故があれば何をおいても駆けつけるでしょう。人と会う約束があれば、その時間を優先的に確保してその場所に行きます。人に呼ばれれば移動し、そこで宴席があれば滞在し、時に宿泊もします。

 そしてこれは、船橋市内でも同じこと。船橋市内には宿泊をしてでも訪れたくなる観光名所はそれほどありません。私たちが積極的に船橋市内に人を呼び込むことで、外の人が船橋を訪問する理由が生まれます。滞在する時間が増え、消費も増えるでしょう。

地域の「おすすめ」いくつ言えますか?

 どこかへ旅行した時、「この辺って何が有名ですか?」「このあたりの名物は何ですか?」と、地元の人に質問したことはありませんか?

 私たちは、船橋市の魅力や船橋市内の名物・産品・観光地・歴史などについて外から来た人たちに伝えることができるのでしょうか? 地元の人に「いや~、何もないんだよね」と回答され、「じゃ、このお店で良いか」と、手近な店で食事をしてしまった経験はありませんか?

 私たちが地域内に行きつけのお店を持ち、お勧めできる店を持つことで市内に外からのお金が落ちる仕組みを作ることができます。

 コロナで遠くに出かけられない今は、地域を知り、地域とつながるチャンスだと捉えることもできます。64万人の市民が、それぞれに外から人を呼び込み、来訪者にお店や地域の産品を紹介する。今後、なにかの機に来日、来訪した方々と私たち地域の人が接した時、一人ひとりが地域を紹介し、自信を持って地域を勧めることで来訪者が満足して帰っていくことが増えるでしょう。

 自国や地元で「あそこは良いところだよ」と発信してくれるのが私たちにとって何よりの広報戦略になると考えています。

 地域の皆さんが地元を知るきっかけをつくること。そこに私たちまいふな編集部の価値があると信じ、日々の編集を行っています。

この記事を書いた人
株式会社myふなばし代表取締役 
一般社団法人船橋市観光協会 
包括地域プロデューサー
山﨑健太朗

Twitter(@ MyFunabashi
ほかにもさまざまな情報発信をしています!
★YouTube「やまけんちゃんねる」山﨑が船橋市内中心に活躍している経営者をゲストに呼んでインタビューしています
★note「やまけん
★ブログ「主婦と高齢者で地方活性化を実現する編集者・ライターという働き方

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード