2022年09月29日 配信

警察、船橋市、NTT東日本がコラボで「電話de 詐欺」撃退策

 船橋市と船橋警察署及び船橋東警察署、防犯組合連合会、NTT東日本が一体となって「AIを活用した特殊詐欺対策サービス」導入を決定。9月から船橋市内在住で65歳以上の住民に対し、順次周知を進めていくという。

 都内では、すでに同サービス導入によって被疑者を逮捕している。被害を未然に防いだケースがあることから船橋警察署、船橋東警察署がシステムに注目。市内導入に向けて準備を進めてきた。

 今回導入するサービスでは、対象世帯にかかってきた電話をNTTの特殊詐欺解析サーバーに転送。サーバー内の「音声認識エンジン」で音声をテキスト化、その後「言語解析エンジン」で特殊詐欺かどうかを判断し、あらかじめ本人もしくは親族が登録した電話もしくはメールに通知が届く仕組みとなる。電話を受けた親族や家族が、その場で対象者に連絡することで被害は最小限に抑えることが期待されている。

 本来「特殊詐欺対策アダプタ」導入には世帯当たり8,800円かかるというが、警察署管内の防犯組合連合会から船橋市への寄付でこれらの経費をまかなう。導入にあたっては、船橋警察署および船橋東警察署が特殊詐欺対策の最優先世帯を選出、防犯組合連合会に情報を共有する。そこで、防犯組合連同会から同サービス導入についての意向確認を実施、希望者をNTT東日本へ取次ぎする。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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