2023年10月31日 配信

昭和16年創業。船橋市場内には「超低温倉庫」を持ち、
船橋市浜町には県内唯一の「氷温」冷蔵庫も所有


船橋市場内にある冷凍・冷蔵倉庫。製氷も行っており、水を浄化しながら作る、透き通った大きな氷は、かき氷専門店にも卸しているという

 船橋市場内の冷凍・冷蔵倉庫を運営しているのは、1941(昭和16)年に千葉県木更津市で創業した「厚生水産」。現在、本社は船橋市浜町に構えている。同社が船橋に進出したのは1952(昭和27)年のこと。まずは製氷工場を立ち上げ、続けて冷蔵庫・冷凍庫も増設。昭和47年には船橋市中央卸売市場の冷蔵倉庫の委託運営を受け、現在も船橋市場の冷蔵・冷凍倉庫の運営・管理を継続している。

木更津では海鮮BBQ船橋東武に小売店も

 そんな同社は、もともと車エビの養殖が創業のきっかけだったこともあり、現在では一般消費者向けのサービスも数多く提供している。飲食店業としては「海鮮茶屋活き活き亭」(木更津市)や「活き活き家」といった海鮮バーベキューの店を県内に5店舗展開。塩干品やおみやげ商品を販売する店は「船橋東武店」を含めて全5店舗、県内で展開している。

超低温倉庫がマグロの品質を維持

「なかでも船橋市場の冷凍倉庫は『超低温倉庫』、浜町には千葉県内ではここだけ『氷温』保存ができる特殊な冷蔵庫なんです」と話すのは、同社・取締役の杉井昭夫さん。「超低温」とはマイナス50°C以下のことを指す。これにより、船橋市場ではマグロが高品質のまま保たれるという。また「氷温」とは0°Cより低いが凍結しない温度を保つことで、「氷温でハマグリなどを貯蔵するとうま味が増す」と杉井さん。特殊な冷蔵倉庫は県内で浜町にしかないという。


船橋東武内にある「厚生水産」の販売コーナー


厚生水産株式会社
営業本部長・取締役
杉井昭夫さん

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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