2023年09月30日 配信

4代目代表の息子が市場に戻り事業継承へ
水商売の世界で培った経験や人脈も生かして


店頭にはラッピング商品も。「ちょっとした手土産にも喜ばれるような商品を扱っていきたい」と雄一郎さん

 船橋市場関連棟内に販売店を持ち、4代続く酒問屋「飯ヶ谷商店」が、今年2月頃、閉店に向けて準備を進めていたが、9月現在、同店には14年ぶりに市場に戻ったスタッフが立ち、営業を継続している。

14年ぶりに雄一郎さんが市場に復帰

 酒の卸問屋である「飯ヶ谷商店」は高瀬町にある「船橋総合卸商業団」内に倉庫を構え、販売店として唯一店舗を構えているのが船橋市場関連棟となる。

 その店頭に立っているのが現代表であり4代目代表・飯ヶ谷岐美夫さんの息子・雄一郎さんだ。20代のころは市場の店舗を手伝い、父の会社の手伝いもしていた雄一郎さん。「けれど…嫌になってしまって。ある日、市場を飛び出しました」と打ち明ける。その後は独立し、津田沼で水商売の店を経営。試行錯誤を繰り返しながらも多くの従業員を抱え、経営も順風満帆だった。しかし今年に入って「父が『市場の店を閉める』と話し出して。だったら俺が店を継ぎます」と話し、津田沼の店舗は知人に譲渡。こうして雄一郎さんが14年ぶりに市場に復帰した。

酒屋の枠を超え話題のある店を目指す

 雄一郎さんの復帰後、店舗には大きなモニターが設置され、店頭にはラッピングされた商品が並ぶように。「贈り物にも最適な『ちょっと良いもの』をそろえていきたい」と話し、「酒屋の枠を超え、買い物に来た人が楽しめる店にしていきたい」と意気込みを見せる。


酒問屋とあって、良 質なお酒がそろう


福島県の酒蔵の「ほまれ酒造」が作る日本酒の化粧水も扱うように。「とってもオススメです」とスタッフのミカさん

この人に聞きました!


株式会社飯ヶ谷商店
飯ヶ谷雄一郎さん

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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