2023年09月30日 配信


トレードマークの赤い眼鏡を手におどける奥さん。今年5月、3年8か月ぶりに船橋市民文化ホールを皮切りにソロのライブ活動を再開。チケットは即完売し、遠方からもファンが駆け付け、老若男女の幅広い世代を魅了した

シンガーソングライター
奥華子さん

プロフィール
1978(昭和53)年、船橋市生まれ。七林小・七林中学卒。東邦音楽大学を卒業後、船橋などでキーボード弾き語りによる路上ライブの活動を経て2005年にメジャーデビュー。船橋生まれ・育ちのミュージシャン約4年ぶりに地元から活動再開年には劇場版アニメ映画「時をかける少女」の主題歌「ガーネット」で注目を集めた。2019年公開の映画『殺さない彼と死なない彼女』では主題歌と初の映画音楽を担当。同年12月「ふなばしアンデルセン公園」での演奏をもって活動休止。2023年5月27日に3年8カ月ぶりに船橋市内でソロライブ活動を再開。
船橋生まれ・育ちのミュージシャン
約4年ぶりに地元から活動再開
 
 5歳からピアノを習い、中学でギターを始め、いつの日かはトランペッターを目指し…。初めて曲を作ったのは17歳の時。常に音楽と共に船橋で青春時代を過ごした奥華子さん。
 
 2005年にメジャーデビューして以来、ライブ活動を精力的に行う一方、アーティストへの楽曲提供、映画のテーマ曲、CMソングと幅広い活躍をしてきたが奥さんだが「絞り出すように作品を作り出す日々が続き苦しかった。充電のために休んだ」と話した。
 
 2019年12月に「ふなばしアンデルセン公園」のライブで休業宣言をしてから3年8カ月。「おいしい物を食べて韓流ドラマを観て過ごした」と話すが「自分の曲を客観的に聴く機会にもなった」と振り返る。
 
 今年、活動再開のスタート地点に選んだのは「船橋市民文化ホール」。「船橋は帰って来るとほっとするふるさと」と船橋愛にあふれる奥さん。
 
 「文化ホールは中学生の時に『船橋ジュニアオーケストラ』の練習で毎週通っていた場所でもある。今年6月28日に久しぶりにステージにたった奥さんに、会場からは「お帰り!」と次々に声があがった。
 
 「ファンの方達は何も言わずに待っていてくれた。ファンの方々がいなければ今の私はなかった」とも続けた。会場には北海道、韓国など遠方からも幅広い世代のファンが集まり、客席が埋め尽くされた。切ない恋心を綴った詩が定番の奥さんだが、この日のステージでは一度きりの人生をテーマにした曲も披露し、心境の変化をのぞかせた。大阪、名古屋公演に続き10月14日には横浜公演を予定(完売)。「微力だけど地元に恩返しできる日が来るように頑張りたい」と目を輝かせた。
 
 
船橋市民文化ホールのステージ。オープニングはしっとりとピアノの弾き語りから/(写真左)軽妙なトークに会場は盛り上がった
 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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