2023年08月30日 配信


「勝てない時期、心が折れそうになった時にもファン・サポーターが応援をしてくれるので、頑張ろうと思えます」と感謝を口にし、今シーズンは「チームとしてリーグ3位以内、個人としては初得点を決める」と活躍を誓う。大熊さんの地元おすすめスポットは高根公団駅付近にある「たい焼き紀間馬(きまま)」

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースDF
大熊環(たまき)さん

プロフィール
船橋市出身。高根東SSSでサッカーを始める。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18から2021年にトップチームへと昇格。U-17日本女子代表、U-19日本女子代表に選出され、WEリーグ2022-23シーズンでは20試合に出場し、予測やカバーリング能力の高さを生かし最終ラインや中盤のポジションで活躍する。妹の茜さんも千葉Lに所属している。

ジェフユナイテッド市原・千葉レディース公式HP
https://jefunited.co.jp/teams/ladies/

世代別の日本女子代表経験のある
船橋生まれの女子プロサッカー選手
 
 日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が現在の大熊さんの戦いの舞台。ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(千葉L)に所属する大熊環さんは、地元船橋市の高根東SSS(サッカースポーツ少年団)でサッカーを始めた。同学年人中女の子は3人だったが、「友だちと大好きなサッカーができることが嬉しかった。試合で得点を決めたり、ドリブルで相手を抜いていくことが楽しかった」と上達すればするほどサッカーにのめり込んでいった。
 
 そして中学生に上がるタイミングで千葉Lのアカデミー(下部組織)のセレクションを受け、結果は見事に合格。メキメキと力を付け頭角を現すと全日本U女子サッカー選手権大会の優勝に貢献。しかし高校3年時の試合中に右膝に大怪我を負うアクシデントに見舞われる。大熊さんにとっては悪夢のような出来事だったが懸命に治療とリハビリを進めた。実戦復帰まで約10カ月、歯を食いしばって自分と向き合う毎日が続いたが、その頑張りが先に繋がった。「憧れの舞台で、目標にしていた場所」というトップチームへの昇格という夢を掴んだ。
 
 昨シーズンはリーグ戦20試合に出場し、予測やカバーリングを武器に中盤と最終ラインなど複数ポジションでプレー。ただチームは上位3位以内を目標にしながらも11チーム中8位で終わった。「試合に出ているにも関わらず結果を出せなかったことに責任を感じています。1つのプレーに責任と覚悟を持ち、支えてくれた方々に結果で恩返ししたいです」と話し「個人としてはリーグ初得点を狙いたいですし、子どもたちがサッカーを始めるきっかけとなるようなプレーをしていきたいと思っています」と力を込めた。
 
 
 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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