2023年03月29日 配信

各専門分野で船橋の街づくりにおける第一線で活躍されているみなさんに、船橋の街づくりにおいてどのように関わっていらっしゃるのか、直撃インタビュー!

船橋障がい者スポーツ協会会長 髙橋久吉さん


※撮影のためマスクを外しています

1946(昭和21)年福島県出身、1969(昭和44)年福島大学教育学部卒業。1993(平成5)年に日本レク協会・余暇生活開発士、2007(平成19)年に日本パラスポーツ協会・公認中級指導員、2014(平成26)年には同・上級指導員を取得。現在、千葉障がい者スポーツ指導者協議会会長、千葉県障がい者スポーツ協会理事、船橋市パラスポーツ協議会委員も務める。1976(昭和51)年より船橋在住
 2011年5月に設立した「船橋障がい者スポーツ協会」。協会を立ち上げた経緯と現在の活動や今後の課題などについて、会長の高橋久吉さんにお話を伺いました。
 
船橋障がい者スポーツ協会の目的
・障がい者のスポーツ・レクリエーションの普及・推進
・障がい者らの社会参加と健康増進
 
年齢や障がいに関係なく楽しめるユニバーサルスポーツを普及・推進
 
MF●船橋障がい者スポーツ協会を設立した経緯を教えてください。
 
髙橋さん●スポーツ関連の仕事をしていた当時から、障がい者スポーツに興味があったということと、船橋に住んではいましたが都内に通勤していたので、地域のことをもっと知るために地域に根差した活動をしたいと思っていました。2000(平成)年に早期リタイアをして、自分自身も指導員の資格を取得したり、資格を持っている人たちを集めて障がい者の方たちのサークルを立ち上げました。
 
MF●最初はサークルだったんですね。
 
髙橋さん●はい、近所に車椅子のご夫婦がいて、その方たちにもスポーツを楽しんでもらいたいと思ったことがサークルを立ち上げたきっかけでもあります。その活動の中で、スポーツに特化した交流の場を作りたいと思って「船橋障がい者スポーツ協会」を設立しました。
 
MF●活動内容を教えてください。
 
髙橋さん●年齢や障がいのあるなしに関わらず、みんなが一緒に楽しめるユニバーサルスポーツを普及、推進するために教室を開催しています。船橋アリーナや薬円台公民館、高根木戸公園が主な会場です。コロナ禍前は、小学校でパラスポーツの授業もしていました。また、指導者育成のため、ふなばし市民大学校スポーツコミュニケーション学科の授業でパラスポーツの理論と実技指導を行ったりもしています。
 
MF●ユニバーサルスポーツはどのような種類がありますか
 
髙橋さん●ボッチャや卓球バレー、ダーツ、吹矢、ジャズ体操、テニスなどがあります。昨年は、例年より規模の大きなボッチャ交流大会に協力しました。市内5ブロックに分かれて予選を行い、11月の中央大会では12チームが参加して、かなり盛り上がりました。
 
MF●協会に所属している方はどういう方ですか?
 
髙橋さん●障がい者の方だけでなく、健常者の方もいらっしゃいます。会員は約160人、そのうちパラスポーツ指導員は30人、障がい者会員は30人です。教室は会員以外の方も参加できます。
 
いろいろなスポーツを普及して地域全体に広めたい
 
MF●これから取り組みたいことは何ですか
 
髙橋さん●ユニバーサルスポーツは室内が多いので、屋外のスポーツにチャレンジしたいです。歩いてプレイする「ウォーキングフットボール」があるのですが、家族を含むメンバー構成にしなければならないので、参加にあたり、家族がいないと不安だという障がい者の方にとっても安心ですし、家族も一緒になって楽しめます。ただ、市内にはコートがないので、場所づくりも働きかけていきたいです。
 
MF●場所の確保は重要ですね。他に困っていることなどはありますか?
 
髙橋さん●障がい者の方への指導が難しい場合があり、私たちも勉強したり反省会で話し合ったりしています。指導員の質の向上、育成にも力を入れていきたい。そして、多くの市民の方にも参加してもらいながら、障がい者の方もその家族の方にも楽しんでもらい、地域で応援していきたいです。
 
MF●ユニバーサルスポーツを体験してみたいと思いました。本日はありがとうございました。
 
船橋市ボッチャ交流大会では審判員として協力
 
昨年は卓球バレー審判講習会&第1回卓球バレー大会を開催。ユニバーサルスポーツの面白さを参加者全員で体験しました
 
 
 
 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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