2023年02月23日 配信
「音楽好きなのは、バンマスを務めた経験を持つ祖父の影響もあるかな」と話す宮野下さん。芝山でマリンバ教室も運営し、現在小学4年生から75歳までが練習に励み、コンクール出場のサポートも行っている
マリンバ奏者 宮野下シリュウさん
プロフィール
習志野台第一小、習志野台中、日大習志野高校卒業後、洗足学園音楽大学・大学院を首席で卒業。第10回イタリア国際打楽器コンクールマリンバ部門2位受賞など、国内外コンクールでの受賞多数。「FinalFantasy3」や「藤原道山×SINSKE」の編曲を担当するなど、作編曲業の活動も。HP https://marimbist-shiryu-miyanoshita.net/
習志野台第一小、習志野台中、日大習志野高校卒業後、洗足学園音楽大学・大学院を首席で卒業。第10回イタリア国際打楽器コンクールマリンバ部門2位受賞など、国内外コンクールでの受賞多数。「FinalFantasy3」や「藤原道山×SINSKE」の編曲を担当するなど、作編曲業の活動も。HP https://marimbist-shiryu-miyanoshita.net/
海外でも活躍するマリンバ奏者
子どもたちへの教育にも力を入れる
子どもたちへの教育にも力を入れる
マリンバ奏者として活躍している宮野下シリュウさん。市内だけでなく福岡や北海道など全国各地で幅広く活動し、昨年は100本以上のコンサートを行った。客船での演奏や、今年初めにはベルギーのイベントにも出演し、活躍の場はさらに広がっている。
マリンバを始めたのは4歳の時。幼稚園の課外音楽教室で、数ある楽器の中からマリンバに魅かれて選んだという。小学校入学後もマリンバ教室に通い続けたが、高校時代はラグビー部に所属し、3年間マリンバに触れることなく部活に情熱を注いだ。浪人時代の夏休みに、バイト先の伊藤楽器のスタッフコンサートで数年ぶりにマリンバ演奏を披露。「聴いてくれた人が喜んでくれたのがとてもうれしくて。そこから志望校を変更して音楽大学に進むことを決意した」と振り返る。その後、短期間で勉強とレッスンを重ね音楽大学に合格。大学院にも進み、オーストリアに8カ月間留学もした。
26歳の時、最難関といわれるザルツブルクで行われた国際マリンバコンクールでセミファイナリストに選ばれた。当時日本から約20人出場したが、残ったのは宮野下さん1人。この受賞をきっかけにソロ活動を始め、2019年からはピアノなどとグループ活動も始め、アーティスト派遣やイベント制作、作曲や編曲など活動内容は多岐にわたる。
マリンバの魅力は「木のぬくもりが感じられる奥深い音色で、落ち着きが得られるところ」と話す。4本のマレット(ばち)で波打つように奏でる宮野下さんの演奏は、目でも楽しむことができ、多くの人を魅了している。
来年、活動10周年を迎える宮野下さん。「地域密着で子どもたちにプロフェッショナルな教育の場を提供したい。オリジナル曲を用意して10周年イベントも考案中」と意気込みを見せる。


宮野下さんの演奏は、繊細なだけでなく力強く迫力がある。学校などで行う子ども向けのコンサートでは、笑いも交えながらのトークやパフォーマンスが好評。3月26日にはBlueMood(中央区築地)でライブも
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