2022年10月31日 配信

このコーナーでは「音楽のまち・ふなばし」について、さまざまな角度、ジャンルから、その魅力をお届けします

\船橋市内の音楽系部活動出身者が集うオーケストラ楽団が新規設立/

船橋を拠点に活動する新しいオーケストラ楽団「ポート ソレイユ オーケストラ」の結団式が9 月25 日、三咲公民館で開催され、約60 人の楽団員が来賓に向け、演奏を届けました。

市内の音楽系部活動経験者が集まったオーケストラ

 「ポートソレイユオーケストラ」は、船橋市を中心とした音楽系部活動出身者で構成されるオーケストラ。参加者は10~30代で、その多くは20代。参加者はかつての部活仲間に口コミでどんどん広まっていったという。

 同楽団の立ち上げに際し、その中心となったのは船橋出身のヴィオラ奏者・照沼響(てるぬまひびき)さん。照沼さんは御滝中学校管弦楽部でヴィオラに出会い、千葉県立千葉女子高校ではオーケストラ部に所属。卒業後は武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科へ。武蔵野音大管弦楽団のヴィオラ主席を務めた。現在は多数のオーケストラでの演奏活動の傍ら、小中学校、高校で管弦楽部指導や音楽教室の講師などをしている。そうした活動の中で照沼さんが感じていたのは「船橋市内の音楽系部活動は全国大会出場校など全国レベルで活躍する部活動も多数存在する。しかし、大人になったら楽器や音楽を気軽に続けられる環境はほとんどない」ということ。「みんなが演奏したいと思ったときに、帰って来て演奏できる場所を作りたい、老若男女関係なく音楽ができる場所を作りたいと思った」と照沼さん。

 同楽団の特徴としては、演奏会ごとに参加者を募るスタイルを採択している点もある。演奏会ごとで参加メンバーに変動があるため、より多くの団員が在籍できる。参加者は登録料1千円、活動費として年3千円を支払って参加する。

 練習は市内公民館などを予定。演奏会前は主に2週間に1度、土・日曜18時〜21時で練習予定。本番直前には練習が増える。第1回定期演奏会は2023年2月11日。

活動費は地域の人のサポートも受けて

 使用する楽器に関しては、自分の楽器またはレンタルで対応する。船橋に本社がある「伊藤楽器」からも協力を得ているほか、一般・企業から協賛金を広く募り、現在も協賛金を募っている。

 
団員は「クルー」と呼ばれる。クルー同士で同級生の近況報告をしあう場面も見られた

最新情報はhttps://portsoleil-orc.simdif.com/

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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