2022年10月31日 配信

各専門分野で船橋の街づくりにおける第一線で活躍されているみなさんに、船橋の街づくりにおいてどのように関わっていらっしゃるのか、直撃インタビュー!

日本年金機構  船橋年金事務所 所長 長谷川 壱朗(かずお)さん


※撮影のためマスクを外しています

1967年生まれ。千葉県君津市出身。東京都の港年金事務所総務課長、静岡県の島田年金事務所長を経て、2021年10月から現職。

11月30日は「年金の日」。そして11月は「ねんきん月間」として、公的年金制度を身近に感じ、公的年金制度に対する理解を深めることを目的として設定されています。この公的年金に係る一連の運営業務を担っている船橋年金事務所所長の長谷川壱朗さんに、年金についてお話を伺いました。

船橋年金事務所の主な業務
・事業所の厚生年金適用、調査業務
・年金保険料等の徴収
・年金の受け取りに関する相談 など
・年金記録の管理、提供

年金に関するあらゆる相談を受付

MF●船橋年金事務所とはどういう業務をしているのですか?

長谷川さん●国民年金に関しては、年金の支払い、徴収、その他届出や相談などを行っています。厚生年金に関しては、会社からの社員の方の入社・退職・給与変更等に伴う届出の受付や年金の受け取りに関する相談・請求・諸変更届出、年金記録問題対応の事実調査確認などを行っています。管轄は船橋市だけでなく、八千代市、白井市、印西市、印旛郡栄町の4市1町を担当しています。

MF●年金の支給だけでなく、調査など幅広い分野の業務があるんですね。

長谷川さん●それ以外にも11月の「ねんきん月間」では、年金について幅広く知っていただくために、市内の高校に出向いて講座の開催をしたり、企業向けにもオンライン講座を開催したりしています。

フェイスビルの「街角の年金相談センター」

MF●年金について相談したい時、年金事務所以外で相談できる場所はありますか?

長谷川さん●船橋駅前のフェイスビル7階に社会保険労務士連合会が運営する「街角の年金相談センター船橋」があります。このセンターは県内では船橋のほか、千葉、柏、市川にあります。ここでは、年金の請求に関する相談や手続き、年金証書、振込通知書などの再発行の手続き、年金を受け取る金融機関などの各種変更の手続き、各種通知書に関する相談などができます。

MF●駅の近くにあるのは便利ですね。

長谷川さん●はい。また、厚生年金保険や国民年金の事業について、会社や地域で啓発、相談、助言などの活動を行う年金委員と呼ばれる方もいます。年金委員は、活動の範囲により「職域型」と「地域型」の2つに区分されます。「職域型」は主に厚生年金保険加入の企業内、「地域型」は自治会などの地域において活動しています。地域型の年金委員は、国または地方公共団体などの職員として年金事務に従事したことがある方や、自治会長、民生・児童委員または社会保険労務士である方、その他過去に社会保険委員や国民年金委員として委嘱されていた方です。

待ち時間のない「ねんきんネット」の活用

MF●年金の相談はオンラインでも可能ですか?

長谷川さん●年金事務所や相談センターに行くのが難しい方は、パソコンやスマホから「ねんきんネット」にアクセスしていただく方法もあります。この「ねんきんネット」は、これまでの年金の加入月数や務めていた会社の履歴、報酬月額、賞与額の確認や、将来の年金見込額の試算などができます。試算に関しては、働きながら年金を受け取る場合や、年金の受給開始を遅らせる場合など、さまざまな条件に合わせて試算することができます。

MF●年金記録の確認と将来の試算ができるのはとても便利ですね。他にはどういうことができますか?

長谷川さん●学生の方で国民年金保険料を納めるのが難しいといった場合に、納付の猶予を申請するための届出や、失業や所得が少ない理由での免除や納付猶予を申請する届出、会社を退職した後の国民年金の加入手続きなどができます。年金事務所にお越しいただいてももちろん大丈夫ですが、「ねんきんネット」は待ち時間もないので、皆さんに活用していただきたいです。

MF●本日はお忙しいところ、ありがとうございました。


マイナンバーカードがなくても登録できますが、昨年7月からマイナンバーカードがあれば簡単にログインできるようになりました

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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