2022年10月30日 配信

市場の新チャレンジ、超巨玉「新高」梨を5個1万円で出荷

 
超巨玉「新高」梨、商品化チーム

 船橋市地方卸売市場の青果部門を担当する長印船橋青果が9月24日、同市場の青果競売に超巨玉「新高」梨を出荷、5個で1万円の値を付けた。

 流通の拠点となる市場でも、「船橋のなし」ブランド向上に尽力するため、今年、農家、市場、販売店、「船橋のなし」PR事務局が連携して、超巨玉「新高」梨の商品化を企画した。船橋第一共撰の組合梨農家の中から、味の品質を保ちながらも「高級」の名にふさわしい存在感を持つ一級品の超巨玉「新高」梨を育てた農家5件を選出し、「長印船橋青果」梨担当者と生育状況について連絡を取り合い、5軒の農家が吟味して選び抜いた巨玉梨1個ずつを集め、5個1セットにして出荷した。

 「新高の平均サイズは450〜500gと大きいのが特徴で、大きく育ったものは1キロほどになることも。甘味があって酸味は少なめ。肉質はやわらかめで多汁です」と長印船橋青果・梨担当者の大杉さん。今回出荷された梨は、一番大きいもので直径約15㎝、重さは1280g。長印船橋青果代表取締役社長・太田英行さんは「こんなに立派な梨を育ててくださった農家さんに感謝します。船橋の農家が活気づくきっかけになれば」と話す。通常、新高の相場は5キロで2千円という中、今回5個1万円で落札したのは、市場・青果仲卸の「山邦青果」。船橋第一共撰の組合長・中山さんは「梨をこのような形で高値で買っていただけることは本当にうれしい。農家の励みにもなるので、今後とも梨の生産を頑張っていきたい」と話した。

 競り落とされた梨は、スーパーマーケット「ランドローム」(本社:船橋市三咲5)で桐箱ギフトとして商品化され、消費者の手に渡ったという。


桐箱に超巨玉「新高」1玉だけが入った「桐箱ギフト」

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