2022年07月02日 配信

宮本・本町地域包括支援センター開設


船橋市宮本・本町地域包括支援センターの外観。この建物の2階に入っている。住所:船橋市宮本4-19-12ヨモギダビル203TEL:047-401-0341

 京成線・大神宮下駅近くに4月1日、「船橋市宮本・本町地域包括支援センター」が開設された。

高齢者の増加に伴い支援体制を充実

 宮本・本町地域の高齢者(65歳以上)人口の増加により、二つの地域の高齢者人口が合わせると1万人以上を超えることから、支援体制の強化や相談者の利便性向上などのため、今回新たに「宮本・本町地域包括支援センター」が設置されることとなった。

 今回、「宮本在宅介護支援センター」があった場所に開設され、それに伴い同在宅介護支援センターは廃止になったが、「本町在宅介護支援センター」(船橋市本町7-15-19)は継続している。

3職種がそろう地域包括支援センター

 船橋市では、市直営の地域包括支援センターが中部・東部・西部・南部・北部の5つの各エリアに、委託の地域包括支援センターが9カ所、計14カ所がある。そして、その協働機関として15カ所の在宅介護支援センターがあり、それぞれ介護や福祉、医療、健康、認知症のことなど、さまざまな相談を受け付けている。

 在宅介護支援センターと地域包括支援センターは、在所するスタッフの構成が違う。在宅介護支援センターは専従職員が1名、あとは兼務の、主にケアマネジャー(以下、ケアマネ)が配置されている。対して地域包括支援センターは専門知識を備えた保健師、社会福祉士、主任ケアマネがそろう。船橋市地域包括ケア推進課の主事・久保佑太さんは「専門職が増え、さまざまな観点からのアプローチができるようになりました」と話す。

ワンストップ体制を目指して

 高齢になっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制を「地域包括ケアシステム」と呼ぶ。

 その一環として介護保険法の改正により、平成18年4月から新たに地域包括支援センターが設置され、「介護予防ケアマネジメント事業」「総合相談支援事業」「権利擁護事業」「包括的・継続的ケアマネジメント事業」など、地域住民の心身の健康保持や生活の安定のために必要な支援を行っている。

 今回、同所の運営について市から委託を受けたのは「社会福祉法人 聖進會」(船橋市米ケ崎町)。所長の西藤正治さんは「開設から約2カ月半が経ちますが、相談件数は100件以上になります。専門職がそろっているので、ワンストップで対応することを目指しています」と話す。

 
所長の西藤正治さん(写真左)と専門職のスタッフ

取材協力

船橋市地域包括ケア推進課 
主事・久保佑太さん
TEL047-436-2882

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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