2022年05月28日 配信

市内にある「ここって、なんだろう?」に探検隊が突撃!
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 今日来たのは、船橋北部にある二和地区!

二和地区に広がる農園で毎年4月上旬になるとよく見る風景。農家さんたちが上を向いて、木に何やらポンポンつけています。いったい何をしているのか、気になる探検隊が取材して参りました!

皆で行う梨の受粉作業

 「ポンポン」の正体はなんと梨の交配作業! 船橋市の名産品として全国的に知名度の高い「船橋のなし」ですが、勝手に実が生るわけではありません。各農家さんが、梨の花一つ一つに手作業で受粉を行っているのです。

 市内の梨農家「船芳園」(船橋市二和東2-6-1、TEL047-448-2158)の三代目園主・加納芳光さんは「蜂を使って交配させるケースもありますが、手作業が確実」と話します。

受粉作業は、開花から3日以内が勝負

 雌しべの状態は午前中のほうがいいとされるため、満開を迎えて晴れた日の午前中に短い時間で一斉に交配作業を行います。そのため人手が必要で、「親族だけでなく、隣りの店のパートさんたちもこの時期だけ手伝ってもらっている」と加納さん。

 交配が完了するとすぐに花びらへの栄養供給が終わり、結実に向かって全力で栄養が送られます。通常であれば、受粉作業から105日~110日程度で出荷が始められ、梨の需要がピークに達するのは、お盆の時期と重なるのだそう。


雌しべに花粉がつき過ぎてもよくなく、ちょうどいい具合を1つづつ手作業で梨農家
「船芳園」の三代目園主・加納芳光さん

船橋のなしHP https://funanashi.myfuna.net/

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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