2022年04月10日 配信

各専門分野で船橋の街づくりにおける第一線で活躍されているみなさんに、船橋の街づくりにおいてどのように関わっていらっしゃるのか、直撃インタビュー!

船橋市スポーツ協会 会長 山﨑 幸男 さん

  
※撮影のためマスクを外しています

1948(昭和23)年、船橋市生まれ。宮本小、宮本中を経て、上智大学外国語学部卒業。浜町剣正会で山﨑さんの長男が小学校3年生で剣道を始めたのをきっかけに、自身も当時40歳で剣道を始めた。浜町剣正会が所属する剣道連盟で事務局などを務め、剣道連盟においては1998(平成10)年に事務局長、2015(平成27)年に副会長に就任し現在に至る。同時に、2003(平成15)年に船橋市体育協会理事に就任し、副理事長、理事長を経て、2021年4月船橋市スポーツ協会会長に就任

船橋市スポーツ協会は、市内に数あるアマチュアスポーツ団体をとりまとめています。同会の活動や役割、コロナ禍での状況、今後の活動について、昨年4月から新しく会長に就任した山﨑幸男さんに伺いました。

船橋市スポーツ協会の主な取り組み
・スポーツ大会・講習会等スポーツに関する行事の実施及び共催・後援
・競技力向上のための支援及びスポーツ指導者の養成
・加盟競技団体、学校体育連盟、スポーツ少年団の支援
・公益財団法人千葉県スポーツ協会との連絡・調整

アマチュアスポーツ団体を統括する市内唯一の団体

МF●船橋市スポーツ協会とはどういう団体ですか?

山﨑さん●昭和24年に「船橋市体育協会」として発足して、創立74年目になります。令和2年4月1日から「船橋市スポーツ協会」と名称を変更しました。平成30年4月に「日本体育協会」が「日本スポーツ協会」に名称を変更したことに起因します。子どもから大人までの幅広い年代層にスポーツの普及活動を行い、市民の体力増進と健全な精神を養うことを目的として、船橋市のアマチュアスポーツ団体を統括しています。

МF●現在の加入状況を教えてください。

山﨑さん●加盟団体は52団体、総会員数は約3万3千人です。団体は1種から3種に分けられていて、1種は国民体育大会や県民体育大会の競技種目、2種は小中学校及び高等学校の体育連盟、3種はそれ以外の新しいスポーツなどとなっています。

МF●具体的にどのような団体があるのですか?

山﨑さん●野球協会、相撲連盟、バレーボール協会、剣道連盟など昭和20年代から加盟している団体もあります。平成に入ってからは、ラグビーフットボール、一輪車協会、ドッジボール、ダーツ、テコンドーなど時代と共に種目も増えています。

МF●主な仕事を教えてください。

山﨑さん●春と秋の船橋市民体育大会の開催、県民体育大会への参加など、船橋市教育委員会と協力しながら行っています。また、国体や県体出場選手の激励や顕彰、スポーツ指導者養成のための講習会なども行っています。限られた体育施設の使用を調整したりするのも協会の役割です。

スポーツが当たり前にできる状況に改めて感謝

МF●コロナ禍のこの2年間の状況を教えてください。

山﨑さん●2021年度はできるだけ大会を開催する方向で計画を練っていましたが、なかなか状況が難しかったです。新しくスポーツを始める人への勧誘もほとんどできませんでした。例年、市民大会には39団体が開催し、年間延べ人数で約5万人が参加しているのですが、2020年度は5団体のみでした。昨年の2021年度は25団体が開催、例年の半数となる約2万4千人が参加しました。できるだけ早く通常の活動に戻していきたいのですが、安全第一なので無理にやってもいけないですし、難しい状況です。

MF●競技によっては大会が開催できなかったんですね。大会開催に当たってはコロナの状況もあり、判断が難しくご苦労が多かったと思います。

山﨑さん●大会を開催する場合は、教育委員会や保健所と連絡を取り合いながら、消毒体制や観客の人数など、チェック事項を細かく各団体に伝えました。

 市民大会を目標としている子どもたちも多いので、大会を中止にせざるを得ない状況は本当に辛かったです。大会だけでなく、日々の練習も出来ない時もあり、「早く学校の施設や運動施設を開放してほしい」との声も多くありました。本当に我慢の時間が長かったです。大人もそうですが、子どもの健康やモチベーションを持続させるためにも、スポーツを続けられる環境を提供していくことは大事だと改めて感じました。

 体育館や運動施設が使えるようになった今、「使えることに対する有りがたさを感じ、これまで当たり前だと思っていたことに感謝する機会になった」と話す子どもたちや指導者の前向きな意見も聞こえてきました。

МF●大変な時期でしたが、スポーツや仲間の大切さを再認識する期間になったとも言えますね。

新年度は県大会総合優勝を目指す

МF●今後の活動について教えてください。

山﨑さん●現時点では、春季市民大会の開催を奨励促進しています。10月の県民体育大会の準備も始めています。県民大会では船橋市はこれまで4回総合優勝していますが、平成18年以降はあと一歩で優勝に届いていません。今年は悲願の総合優勝を目指して、また全種目出場できるように私たちも支えていきたいと思っています。

 また、スポーツ健康都市として、スポーツ人口の増加、そして健康寿命の延伸にも貢献していきたいですし、市からは交付金を頂き感謝していますが、さらなる施設の充実と新しい武道館などの建設も呼び掛けていきたいです。

 協会としては、28人の役員がいますが、若い世代や女性を積極的に登用して、さまざまな意見を取り入れて活動を活性化させたいと思っています。

МF●今年度は日々の練習や大会も無事に開催されるといいですね。

 本日はお忙しいところありがとうございました。


船橋市民剣道大会 日本剣道形演武


船橋市小学生・女子駅伝競走大会 スタート風景


千葉県民体育大会 船橋市選手団結団式
※記事内の写真はすべて過去開催時のものです

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード