2022年03月22日 配信

この人に聞きました!

株式会社川宗
スタッフのみなさん

コロナ禍でSNSを本格運用 船橋市場の鮮魚の魅力をインスタで発信

 若くして船橋市場の理事長を務める石井立朗さん、次男・亮平さん、三男・千博さんの三兄弟を中心に、スタッフ一丸となって店を切り盛りする「川宗(かわそう)」。

 仕入れに来る客の9割が飲食店だったのは、コロナ前の話。コロナ禍において飲食店が休業せざるを得ない状況の中、給付金も出ない鮮魚仲卸は窮地に立たされた。「何かしなくては…」と悩んでいた際、千博さんの友人の力を借りてSNSでの発信に力を入れた。

 その反響は予想以上で、現在はインスタグラムのフォロワーが1600人を超えるほどに。今は新しい可能性も見えつつあるという。

馴染みのある魚ほど質の違いを伝えたい

 同店のインスタグラムには珍しい魚や馴染みの魚など、さまざまな鮮魚の写真や動画を毎日アップしている。

 撮影するのは千博さんだが、更新するのは船橋中学校時代の友人、田中大喜(だいき)さん。田中さんはコピーライターとして活動し、現在はデザイン制作会社を立ち上げている。「実績作りとしてもぜひ協力したい」と同店の魅力を毎日発信し続けている。

 千博さんは「船橋の市場には、日本全国・世界各国の質のいいものがそろっていることを伝えたい。アジやイワシのように馴染みのある魚も、市場にあるものは質が全然違う。船橋市場には船橋ならではの良さもあることを知ってほしい」と話す。「買い物してくださった個人の方には船橋市場の質のいい魚を仕入れているご近所の飲食店も紹介して、コロナ禍で大変な飲食店の力になれれば」と続けた。「ネット販売や動画もやってみたい」と新しい挑戦への意欲を見せる。


鮮魚が所狭しと並ぶ店頭。店頭にもインスタグラムとツイッターへ誘導するQR コードを掲示してい

 

インスタグラム@kawasou35.official
Twitter @kawasou35
場内の様子を動画で紹介したり、魚を捌く様子をタイムラプスで紹介するなど、オリジナルの視点で市場を紹介している

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード