船橋・まちの味自慢／生パスタ専門店もっちりーの

2021年12月28日配信たべる

食・地産地消

フレンチシェフの究極パスタこだわりの小さなパスタ専門店

左手前は「低温調理した豚バラの炙り焼きを乗せたカルボナーラ」（1,550円）。純正生クリーム、熟成チーズ、ベーコンが加わり濃厚でクリーミーな味わい。パスタには前菜２種と自家製パンが付く。プラス450円でサラダ、デザート２種とドリンクのセットにも

　馬込十字路から新鎌ヶ谷駅方面に向かう通称「ユニオン通り」の裏通りにある「生パスタ専門店もっちりーの」は夫婦で営む小さなレストラン。厳選した生パスタを使った料理を中心に、オーナーシェフの新藤尚一さん（57）がフレンチとイタリアンの長年のシェフ経験を活かしたメニューを提供している。食材と味にこだわった料理は一度食べると虜になる人が多い。

　新藤さんは東京都出身。中学卒業後は船橋市に移り住んだ。小学生の頃から「コックさんになるのが夢だった」と言う。高校生の時にテレビで見たフランス料理の巨匠ポール・ボキューズ氏に憧れ、辻調理師専門学校（大阪）に進学。都内などの一流ホテルで約11年間、名古屋では16年間レストランのオーナーシェフを勤めた。その後、船橋の実家に近い鎌ケ谷市に移り、フレンチ惣菜専門店「ル・セルクル」を３年間営み、2018年10月に現在の場所に同店をオープンさせた。

　オードブル、特別料理は要事前予約で、自家製真空冷凍のフレンチ惣菜テイクアウトも可能。「もちもちのパスタと本格フレンチの味を気軽に味わってほしい」と新藤さんは笑顔を見せる。

一品一品真心込めてお作りしています
オーナーシェフ新藤尚一さん夫婦

上）親しみやすい店名は奥様のアイデア。アイボリーとオリーブ色を基調とした居心地の良い店内。席数に限りがあるのでディナータイムは事前予約がおすすめ（ランチは予約不可）　
下）海老を20尾も使った「プリプリ海老とキノコとベーコンのトマト風味ソース」（1,550円）。パスタが見えないほどたっぷりの海老で、海老好きにはたまらない一品