2021年11月05日 配信

ジビエと燻製、藁焼きの店 薫りと食材と自家製にこだわって


手前から「鹿のステーキ」(1,350円)、スペイン由来の長期間かけて熟成させるハム「ハモンセラーノ」(1,450円)。鹿肉は長野の猟師から野生の鹿の肉を仕入れている。「ハモンセラーノ」は信州オレイン豚を使用し、丸山さんが自ら仕込み、2年半熟成させた。燻製オリーブオイルで深みのある味と薫りが楽しめる。ランチメニューは950円からとなり、17時まで提供

 京成大久保駅から徒歩1分、大通り沿いにある「喰薫酒房かをり本丸」。鹿や猪、ダチョウ、ワニ、カンガルーなど、ジビエを燻製、ステーキなどで薫り高く調理して提供している。2018年2月の開店以来、近隣住人はもとより格闘家などからも支持を得ている。

 店主の丸山さんは長野県長和町出身。自然に恵まれた地域で高校卒業まで過ごした。実家は農業、酪農などを営み、幼いころから藁焼きや炭火焼きにも慣れ親しんできた。大学卒業後大手外食チェーンで働き、縁あって千葉に移り住んだが「安心安全な食材を使った料理で食の健康提案をし、故郷の食材や商品を千葉の人にも味わってもらいたかった」と開業の志を話す。

 料理に使用する鹿肉は長野県から猪肉は房総産を仕入れている。ベーコンは時間をかけて手作り、野菜は自家農園で栽培し、契約農家の長野県産コシヒカリを店内で発芽させるというこだわりも。アルコールの種類も豊富で、クラフトジンは32種類あり「千葉県一の品揃え」と自負する丸山さん。

 「お客さんとの交流がうれしい」と話す丸山さんの本丸はこの地にすっかり根を下ろしている。


その日により内容が変わる「自家製燻製盛り合わせ」(1,100円)。左から鶏のささみ、うずらの卵、ソーセージ、豆腐、チーズ。持ち帰りオードブル(3,200円)は要予約


洋風な城をイメージした店内。テイクアウトは店頭とイトーヨーカドー船橋店B1「わくわく広場」でも土日祝日に購入可能


私が仕込んだ「ハモンセラーノ」をお楽しみ下さい
店主・丸山 邦俊さん

喰薫酒房 かをり本丸

住/習志野市大久保1-24-16
電話/050-1033-2812
営/11:00~21:00(通常時は23:00まで)
休/不定休
P/なし

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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