2021年10月02日 配信

この人に聞きました!

船橋市地方卸売市場 総務課


駐車場は立体駐車場化が検討されている

船橋市場の活性化への取り組み始まる!市場施設を東側に集約するゾーニング案

 船橋市場が開設50年以上の時を経て、時代に即した「経営戦略」を策定した。その中には、施設の老朽化対策として「再整備計画」も盛り込まれている。

 「経営戦略」の計画期間は、令和3年度を初年度とし、10年間となっている。弊誌前号では、生鮮食料品等の安定供給の継続など、「経営戦略」の骨子を紹介した。

 「再整備計画」については、老朽化対策、耐震性の確保、土地利用の合理化や、近年多く発生している台風による洪水被害などにより通常運営が出来ない状況を想定し、施設整備においては階層化などの設計を検討している。

 具体的には、施設を稼働しながら再整備を進めるため、まず市場施設を東側に集約するゾーニングとし、ローリングしながら管理棟以外の全施設の再配置を進めて行くという。

 工程の第1期整備としては、耐震性能不足への対応を最優先し、新関連店舗棟、新冷蔵庫棟整備を実施。第2期整備の品質、衛生管理の高度化への対応については、意見交換を活発にするサウンディング調査(対話型市場調査)や民間の資金や経営能力、技術力を活用する手法のPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)導入を検討する。

 対象エリアは水産売場棟エリア、青果売場棟エリア、加工・仕分・配送エリア、北側立体駐車場になる。こちらは、「経営戦略」の見直し時期の概ね5年後に反映させる予定だという。

 また、市民に親しまれ、気軽に足を運べる賑わいある卸売市場を目指し、新関連店舗棟での魅力ある新規店舗の誘致や新整備施設の屋上を緑地整備しイベントスペースとして市民への開放などを検討していく。さらに市場開放やまつりの開催などを通じ、市場活性化へ積極的に取り組み、千葉産品の積極的なPRもしていくという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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