2021年10月01日 配信

絵本作家 花光 翔太さん(36)


新作「ともだちになった日」(みらいパブリッシング)を手に持つ花光さん。放課後等デイサービス「すりーはあと」では「子ども達とはできる限り外に出て、毎日元気いっぱい過ごしている」と話す。現在は3作目の出版を目指している

プロフィール 
1985年八千代市生まれ、船橋市飯山満育ち。大学を卒業後、一般企業で3年間営業として勤務し、その後、夢であった教師を目指し、明星大学で小学校教諭一種免許を取得。船橋市内の小学校で2年間勤務した後、放課後等デイサービス「すりーはあと教室」を運営。現在2児の父親でもある

市内で放デイ管理者をしながら絵本作家として思いを伝える

 「他者への思いやりを育みたいんだ」と熱く語る、花光翔太さん。花光さんは絵本作家でありながら、もう一つの顔を持つ。それは、船橋市内で自閉症やダウン症などの障がいを持つ子どもが、放課後や夏休みなどの長期休暇に利用できる福祉サービス「放課後等デイサービス」の管理者という顔。「すりーはあと宮本教室」「すりーはあと東船橋教室」の管理者をしながら、絵本作家として2作目の絵本「ともだちになった日」を5月に出版した。新作は、障がいの無い子向けに、思いやりを持つ大切さをテーマに製作。障がいを持つ男の子と、その子をいじめる男の子が最後は友情を築くストーリーだ。

 「時々教壇に立っていた時を思い出す。障がいのある人への理解や、思いやりを子どもたちに伝えたいが、今はもう教壇に立つことはできないので絵本を通して伝えたいと思った」と話す花光さんは、小学校教諭の経験も持つ。

 船橋市内で小・中・高と過ごし、大学卒業後は一般企業で営業職として勤務した。しかし夢であった教師になるべく、その後、小学校教諭一種免許を取得。特別支援学級の子ども達と過ごした経験は大きかったという。「大半の人たちは障がいについておよそ想像もできないだろう。子ども達に、障がいについての授業や障がいを持つ人との関わりがあれば、未来が何か変わるのでは?」と、花光さんはこれからも絵本を通し、思いを伝える。


絵は絵本作家であり画家でもある、みやじまみほこさんによるもの。「ともだちになった日」の1ページから


右の本は1作目「じょうずにできるかな?」は障がいのある子も無い子も朝の準備を楽しく練習できるようにというテーマで、子どもの写真をはめると完成する仕掛け絵本になっている

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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