2021年10月03日 配信

昭和5年創業の老舗そば店は2018年にリニューアル

 
「天ざる」(1,700円)。蕎麦は2枚盛りになっているが、これで1人前なので、男性も満腹感を得られるボリューム。大きな車エビを使用した海老天は、プリップリの肉厚な歯ごたえを十分に感じられ、大晦日には海老天だけを注文していく常連客もいるほど

 JR下総中山駅から、参道になっている商店街「中山商店会」を法華経寺方面へ歩き出してすぐ、存在感ある大きな建物が「蕎麦舗 更月」。

 以前は、江戸数奇屋造りの「旧館」と、銅板と御影石でできた「新館」という組み合わせで建っていた同店だが、2018年、「旧館」としていた数寄屋造りの建物はリニューアル工事をし、現在のモダンな建物へと姿を変えた。その際、店内もリニューアルし、かつては70席あった席を33席にし、ゆったりと座れるように配置を変えた。

 メニューは、リニューアル後も看板メニューは変更していない。

 「常連のお客様は、お盆や彼岸、法事の時に遠くからいらして、何十年も食べ続けてくださっているので基本のメニューは変更していません。地元のつながりも大切にし、丼ものに使用している米は『まきの米店』さんのお米を使用していますよ」と4代目店主の近藤晴彦さんは話す。蕎麦については、「蕎麦粉のブレンドで、のど越しが良いだけでなく、蕎麦の風味も出る、爽快な蕎麦を目指してます」と新しい店舗で粛々と伝統を受け継いでいる。


お持ち帰りにも対応していますよ
店主・近藤晴彦さん(左)、妻・律子さん

(上)吹き抜けになった店内は開放感ある空間。「可能な限り、テイクアウトにも対応しています」と近藤さん (下)参道の雰囲気を壊さないよう、落ち着いた色で統一させた新しい建物。店舗になっているのは、右の銅板と御影石でできた建物

 

蕎麦舗 更月(こうげつ)

住/船橋市本中山2-19-5
電話/047-334-3462
営/11:00~15:30、17:00~20:30(20:00L.O.) ※9/10現在、曜日に限らずランチのみの営業
休/火曜 ※現在は無休
P/なし

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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