2021年07月29日 配信

この人に聞きました!

 
魚がし鎌形・代表 鎌形竜也さん

マグロ問屋「魚がし鎌形」が寿司加工所開設

 船橋市地方卸売市場内に本社を構える「魚がし鎌形」が事業再構築補助金を活用して今夏、加工場を新設。コロナ禍で仕入の減る飲食店からの需要減に対応するため物販部門での盛り返しを図っている。

 これまでの同社の主な事業は、マグロを中心とした鮮魚の仲卸事業と、水産加工品や総菜の製造販売など。スーパーや飲食店向けの卸売事業者として業容を拡大し、平成14年頃から鮮魚や塩干品を扱う販売部門を最盛期に9店舗まで拡大した。

 しかし、急激な出店コストを売上増で吸収しきれず数年かけて直営店を2店舗まで削減。従業員の雇用確保を目的に日曜の休市を利用し「船橋市場の日曜朝市」を開始したが、これもコロナ禍を受けて規模の縮小をせざる得なくなったという。更に、飲食店からの受注は減っていった。そんな折、津田沼駅前に催事出店すると、「西船橋駅構内で催事をしてみないか」という声が掛かった。催事に合わせて今年3月に加工場を新設。西船橋駅での催事は大成功を収めたという。その後、7月には浦和駅、8月1日〜津田沼駅、8月16日〜神奈川県の川崎駅、9月1日〜再び西船橋駅とトントン拍子にこの先の出店依頼が舞い込んだという。10月1日〜は西船橋に、11月〜は千葉駅に常設店を出店予定。8月初旬にも市内夏見に開店する「ランドローム船橋夏見店」に販売ブースを持つことも決まり、3月の加工施設とは別に今夏に加工場を開設する。新設の加工場では、寿司、海鮮丼などのご飯もの。水産加工品に加え焼き魚・煮魚・揚げ物などの総菜も製造するという。


加工場。毎週日曜日には朝8時~11時「船橋市場の日曜朝市」を実施。継続的に行っていくという。「10時閉店後も、夏見のランドロームさんに買いに行っていただける体制になった。平日にも買い回りしていただけるのでそちらもご利用ください」と竜也さん


スーパーの鮮魚コーナーに売り場を増やす同社

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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