2021年05月15日 配信
介護保険事務所などで介護相談ができるように「船橋市高齢者まちかど案内所事業」

 船橋市では介護や福祉サービスのことなど、高齢者に関するさまざまな相談、心配ごと、疑問などについて、市民がより身近な場所で相談できる場所を増やしていっている。

 そのひとつが、2019年から始まった「船橋市高齢者まちかど案内所事業」となる。

整骨院や薬局でも気軽に相談できる「高齢者まちかど案内所」

 船橋市地域包括ケア推進課では2019年6月に「船橋市高齢者まちかど案内所事業」を開始することを発表した。同事業は「介護予防や介護サービスを知りたい」「自宅をバリアフリー化したいけど、どこに相談すればいいの?」といった市民の相談ごとに対して、まだ介護に直接関わっていない人でも立ち寄っていただけるよう介護の事業所をはじめ、整骨院・接骨院、はり・きゅう・マッサージ施設・薬局など、身近な事業所で相談できるという事業となる。

 「同事業は身近に地域包括支援センターなどの相談窓口がない方がお近くの事業所などを介して、気軽に介護予防や介護サービスなどの情報を得ることができるようにするために開始しました」と地域包括ケア推進課の滝野さん。

目印はステッカー市内で192事業所が登録

 
同案内所の目印となる

 自ら登録した協力事業所には、同事業のステッカー(写真上)が店頭に掲示されている。そこで、介護予防や介護保険、身体の不調についてなど、ちょっとした困りごとや悩みごとを話せ、必要があれば「その悩みであれば○○○へ相談するのがよさそう」と一番適した窓口を案内してもらえるきっかけにもなるという。

 介護に関わる当事者になっていないと、「地域包括支援センター」「在宅医療支援拠点ふなぽーと」「保険と福祉の相談窓口さーくる」など、市が用意している相談窓口のうち、どこが自分に適しているのかわからないため相談が遅れてしまうケースも少なくない。同案内所ができたことで、「電話で相談するのが苦手な方が、対面で近くの事業所で相談でき、抱えていた介護に関する悩み事が解決した、というケースもありました」と小川さん。

 現在同事業に登録している協力事業所は市内全192カ所(令和3年3月現在)。「今後は、身近な寄り処として、さらに多くの事業所にご協力いただけるよう、事業を推進していきます」と滝野さんは力強く話した。

取材協力


船橋市地域包括ケア推進課
左・滝野正悟さん
右・小川勝也さん
TEL 047-436-2558

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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