各専門分野で船橋の街づくりにおける第一線で活躍されているみなさんに、
船橋の街づくりにおいてどのように関わっていらっしゃるのか、直撃インタビュー!
船橋駅前総合窓口センター所長 宇田川 賢治さん
船橋市は2月1日、FACEビル5階の船橋駅前総合窓口センター内に船橋市パスポートセンターを開設。旅券(パスポート)の申請の受理、交付業務などを開始しました。パスポートセンターの開設に至る経緯や取り組みなど、船橋駅前総合窓口センター長であり、船橋市パスポートセンターの責任者も兼任の宇田川さんに、お話を伺いました。
船橋市パスポートセンターの取り組み
・車いすにも対応するバリアフリーへの取り組み
・「密」を避けるための「ネコの目」システムの導入
・同フロアに自動証明写真機や印紙証紙販売機を設置
利便性のよい設置場所の選定
MF●パスポートセンターが船橋市内にできて便利になりましたが、開設までの経緯を教えてください。
宇田川さん●2004年に旅券法の一部改正があり、旅券(パスポート)に関して都道府県が処理する事務について、市町村などでも当該事務を処理することができるようになりました。
MF●そうだったんですね。
宇田川さん●その改正を受け、県では2016年に市町村への権限移譲を始めました。それから船橋市でも開設への取り組みが始まりましたが、場所の選定に難航しました。利便性のよい場所が求められますので、駅からも近いことなどを考慮し、現在地に決まりました。同センターは県内で33番目の窓口開設になります。
MF●駅から近いことは必須ですね。
宇田川さん●船橋市では申請交付共に2万7000~4万件、1日当たりでは111~164件を想定しています。申請から受け取りまで9営業日が必要になるので、こちらで初日の2月1日に申請した方は2月12日に受け取りとなりました。
MF●前はパスポートの受け取りだけ、こちらフェイスビルでできましたよね?
宇田川さん●はい。千葉県旅券事務所で申請された方が、FACE7階の葛南地域振興事務所でパスポートの受け取りを希望した場合のみ交付した、交付専用窓口でした。昨年の9月で申請は終了しています。
MF●ここには以前、何があったのですか?
宇田川さん●船橋駅前総合窓口センターで、一部は廊下になっていたところです。
バリアフリー対応で不足資料は同フロア総合窓口センターに
MF●開設するにあたり心掛けたことはどのような点でしょうか?
宇田川さん●エリア分けがわかりやすいように、船橋駅前総合窓口センターはサインなどの看板を青色に統一しているのに対し、パスポートセンターは緑色で統一しています。
MF●わかりやすいですね。
宇田川さん●それから設備のバリアフリーです。パスポート申請窓口から受取窓口、自動証明写真機、印紙・証紙販売機など、車椅子のまま利用できます。
MF●それはいいですね!
宇田川さん●さらに、例えば申請に必要な戸籍謄本など不備があったとしても、同フロア総合窓口センターに証明書発行窓口があるので、船橋市に本籍がある方であれば、そこですぐに発行手続きができるのも市民の皆さまにとっては便利になると思います。
密を防ぐエリア分けの工夫やシステムの導入
宇田川さん●現在待合いとなるスペースには3人掛けの椅子が3脚に、2人掛けの椅子が4脚だけです。さらに新型コロナウイルス感染拡大防止のため、隣接しないようにしています。
MF●十分とはいえない席数かもしれないですね。
宇田川さん●そうですね。そこで取り入れているのが「ネコの目.com」です。申請窓口用に番号札発券機を設置し、発券機にあるQRコードを読み込むことで、インターネット上で待ち人数などが把握できます。総合窓口センターでは導入済みのものですが、パスポートセンターでも導入しています。受け付け状況を配信することで、待合の混雑を緩和しようという取り組みです。
MF●それは便利で有効ですね。
宇田川さん●最後に、時間についてですが駅前総合窓口センターの受付時間とは異なりますのでご注意ください。受付・申請時間=月~金曜9時~16時30分(県内一律)。交付=月・水・金・日曜9時~16時30分、火・木曜は9時~18時30分。休業日は、土曜・祝休日(日曜と重なる場合は受取窓口のみ業務を行う)・年末年始です。
MF●ありがとうございました。
上:受付窓口など緑色で統一することで視認性を向上
下:同センターには5人の常勤職員と会計年度スタッフが18人(前半・後半各9人)がそろう
自動証明写真機は車椅子対応のまま入って操作ができる
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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