2020年12月03日 配信

この人に聞きました!


まぐろ 魚国 代表 大野 茂さん

代表は81歳で現役!競り場では最年長

 船橋市場には野菜を扱う青果棟と水産物を扱う水産棟がある。今回は、水産棟の中で「長老」というあだ名を持つ81歳で現役バリバリの代表・大野茂さんが営む「まぐろ魚国(うおくに)」をご紹介。

 同店の開業は昭和29年、漁師であった茂さんの父・大野国松さんによって開業。名前にちなんで「魚国」としたのだという。もともとは魚屋で、船橋漁港界隈で小魚を獲って販売するような店だった。当時はまだ市場が民営で船橋駅前にあったころ。同店もその中に店舗を構えていたという。その後、昭和38年ごろ、従業員の人手不足に対応するため、マグロを扱う店へと業態を変更。市場が現在の場所に開設されるにあたり、一緒に移転した。

 「今扱っているのは、マグロのほかにメカジキなんかもあるよ」と元気に説明する茂さん。少し腰を傷めているというものの、競りには自ら出向くという。「今じゃ一番年上だから、『長老!』なんて言われちゃうよ。でも気持ちはまだまだ60代!」と茂さんは笑顔を見せる。

土曜日だけは一般客への販売も

 現在、茂さんを支えているのが、元サラリーマンであった次男・英宏さん。英宏さんは「船橋市場に毎日もっとお客さんがたくさんいるといいのに…と感じることもある。市場内の加工場は活力があるけど、仲卸側はあまり変わらない感じがして。時代の流れで商売の形態も変わりますしね」と話す。同店では土曜限定で、一般の人が買いやすい、柵にしたマグロの販売もしている。


毎週土曜日は一般の人が買いやすいように柵にしたマグロも用意している「魚国」。店舗は水産棟4番通路

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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