2020年09月03日 配信

弊誌編集部で運営しているWEBサイト「MyFunaねっと」では、日々、船橋に起きているニュースを配信しています。その中で私たちは「コロナに負けないぞ!」と立ち向かうたくさんのチャレンジに出会いました。今回は「withコロナ」で前に進む、新しいチャレンジを一挙にご紹介! 「MyFunaねっと」には、ここに掲載しきれなかった挑戦もたくさんレポートしています。これからの新しい日常への何かヒントになるかも?!

Restaurants 飲食店

前原商店会で「新型コロナウイルス勉強会」飲食店応援マップも発行

  
写真中央が商店会会長・大塚さん。「こういう時でも何か活動しているのを知ってもらう事が重要」と商店会会長の大塚さん

 JR津田沼駅前の前原商店会(船橋市前原西2近辺)で新型コロナウイルス感染症対策に苦しむ飲食店を対象として「新型コロナウイルス勉強会」を8月27日、東部公民館で自主開催する。勉強会はソーシャルディスタンスを保つため会場定員の半分以下50人を最大として実施。講師には、船橋市保健所から専門職員が派遣される予定だという。勉強会の内容は、「感染予防対策」「従業員が感染した時の対応」「店でクラスターが発生したら」「店舗洗浄」などをテーマに実施する。「きちんとした感染症対策に関する知識を身に付け、対策を取ることで安心して津田沼で飲食を楽しんでもらえるようにしたい」と同商店会の会長大塚智明さん。参加店に終了証発行や店頭掲示可能な商店会独自のステッカー配布も計画している。


津田沼駅周辺の飲食店49店舗が掲載された「船橋市前原商店会は地元飲食店を応援しています!MAP」が商店会と地元飲食店のコラボで制作され、6月中旬、近隣世帯へポスティングされた。


今年5月には津田沼駅近くの飲食25店舗がインターネット経由の資金調達サイト「CAMPFIRE」によるクラウドファンディングを呼び掛けた。クラウドファンディングは飲食店15店舗で組織されている街づくりチーム「ぬまぬまフレンズ」が中心となって動いた

タクシーを活用した飲食店支援事業「ふなばしデリタク」


「ふなばしデリタク」のサイト。利用者は2時間前までに飲食店へ電話注文が必要となる。https://deli-taku.com/funabashi/

 船橋市は7月15日、タクシーを使った飲食店支援事業「ふなばしデリタク」を始め、ホームページも開設した。これは、消費者が飲食店に電話注文した商品をタクシーで配送するデリバリーサービス。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で低迷する飲食店の利用を促進すること、タクシー事業者の事業継続を支援することが目的。テイクアウトや出前に対応している店舗を紹介するサイト「#食べよう船橋」に登録した飲食店が「タクシーを利用した宅配」をする場合の配送手数料を市が助成する。配達可能範囲は自宅から約3km以内、1000円以上の注文で利用可。期間は9月30日まで。

大学生が参加飲食店の弁当を配達 大久保商店街「京成大久保イーツ」

 京成大久保駅の大久保商店街で、京成大久保駅周辺の飲食店の弁当を宅配するサービス「京成大久保イーツ」が5月2日にスタートし、好評を得ている。

 「地域の大好きなお店を潰したくない。京成大久保を盛り上げたい」との思いから「TresCafe(トレスカフェ)」(習志野市大久保1)のオーナー伊川夢起さんと畑中章宏さんが立ち上げた。

 配達は近隣に住む大学生が配達する仕組み。通常配達エリアは習志野市大久保1~4丁目、本大久保1~5丁目、藤崎5・6丁目、鷺沼台2丁目。配達数が5個以上で船橋市三山1~4・7~9丁目、船橋市田喜野井1・2丁目も配達可能。電話注文(TEL047-4099140、10~19時)かサイト(https://ookuboshotengai.com/)から注文を受け付ける。

ロピア ららぽーと TOKYO-BAY店で 市内飲食店の弁当販売


8月10日現在、「シュリンプカレー」は月曜以外の販売、「MAE963」の「ガパオライス」は金・土・日曜の販売となっている

 ららぽーとTOKYO-BAY(船橋市浜町2-11)西館にある「ロピアららぽーとTOKYOBAY店」の惣菜コーナーで6月28日から、市内飲食店の弁当が並んでいる。

 開始当初、販売していたのは「アジアンバルMAE963」「焼肉牛者」「TODDYʼSshrimp」の3店舗が作る弁当で、いずれもJR船橋駅南口周辺にある飲食店。「地元の名店シリーズでお弁当を出したいとのことでお話をいただきました」と963店主の黒川さん。店舗によって販売日が異なる。

Workshop ワークショップなど

親子向けオンラインイベントに340人が参加!

  
午前と午後の時間に各1回、同団体のハンドメイド作家の集まり「goen(ごえん)」による商品紹介枠「ニコショップチャンネル」の時間も設けられた。手作り焼き菓子やアクセサリー、布雑貨などのハンドメイド商品を配信中に紹介し、参加者はハンドメイド作品のショッピングを楽しんだ

 船橋を中心に活動するママ起業家24団体の力を集結して開催される「第3回ニコ∞mama祭り」が8月5日、オンラインツール「ZOOM」を利用して開催し、340人の親子が参加した。

 ママ起業家団体「ニコ∞mama船橋」が主催する同イベントは今年で3回目。毎年夏休みに親子で楽しめる祭りとして開催してきたが、今年はオンラインでの開催に。

 イベント当日は同団体に所属するメンバーが9時30分~16時に20~40分程度ずつを使って、合計9つのワークショップを開催。参加者は事前に告知されているワークショップの内容を見て、目当てのワークショップの開催時間になるとZOOMに参加でき、出入りは自由となっていた。


ワークショップの内容は、「親子で遊ぼう♪こそだて英語」(おうちdeえいご)、「絆を深める親子ヨガ」(YogahouseOhana)、「我が子の光る種〜あかもち体験講座〜」(Radiantdays)、「1才からできる!エコチラシアート」(お絵描きやさん はなおかりな)、「おうちエクササイズ」(KeiRusieduttn)、「タッセルガーランド作り」(Famicamp)の6種

産婦人科「山口病院」で オンラインエアロビクス


参加条件は、同院で妊婦健診を受診中、出産・帰省分娩で同院出産予定など受診歴があること

 JR西船橋から徒歩5分の山口病院(船橋市西船5-24-2、TEL047-335-1072)では、外出自粛期間中の5月14日、「大溝先生といっしょ山口病院ZOOMエアロ・アフタークラス」がオンラインで初開催され、それ以降8月現在も、同クラスのほか、妊婦向け「ZOOMエアロ・マタニティークラス」を開催している。申し込みにはイベント管理&グループ運営サービス「Peatix(ピーティクス)」を使用し、オンラインのみで決済も完了する。

「ふなばし三番瀬環境学習館」でワークショップのスタイルを一新

 「ふなばし三番瀬環境学習館」(船橋市潮見町40、TEL047-4357711)では7月からワークショップのスタイルを一新し、オンライン会議システム「ZOOM」を使った「リアルタイム・オンラインWS(ワークショップ)」のほか、YouTubeを使った「オンデマンドWS」を開始している。

 「リアルタイム・オンラインWS」参加者は事前にWSで使用する準備物(エビなどの生き物の場合もあり)を用意して参加し、講師の解説や動画を視聴しながら生き物を観察したりする。

 「オンデマンドWS」は、事前応募のあった参加者に動画視聴用URLが送信され、公開日から約1カ月間、動画を視聴できる。内容によっては、オリジナルキットを代金引換で郵送する場合もあるという。また、以前からある「野外ワークショップ」はソーシャルディスタンスを保つためトランシーバーを使用して解説プログラムを実施していく。いずれも参加料金は無料。

動画で楽しめるさまざまな講座


「Webで古文書講座」での「三咲の掛け軸」には、三咲ふるさとづくり推進委員会の佐藤さん宅で保管されていた掛け軸を題材に、実際に職員が三咲を訪れ、三咲の歴史に触れた解説も盛り込まれている

 市民からの声を受けて郷土資料館(船橋市薬円台4-25-19、TEL047-465-9680)の「古文書講座」がオンライン講座となって7月15日から市ホームページで動画が公開されている。

 コロナ禍で3月から講座が開催できない状況が続いていたところ、市民から講座を望む声があがっていた。そこで動画配信を使ったオンライン講座を立ち上げたという。動画は約5分ほどの長さで、市ホームページ内の「ふなばし生涯学習チャンネル」(https://www.city.funabashi.lg.jp/kurashi/gakushu/001/p079790.html)で配信している。1回目の「Webで古文書講座」の内容は「三咲の掛け軸」。今後は年間5本程度の更新を予定し、視聴者からの質問や反響により、学習を補足する内容の動画作成も検討しているという。

 「ふなばし生涯学習チャンネル」には飛ノ台史跡公園博物館の職員が作る動画も公開されているほか、「デジタルミュージアム」などコンテンツが充実している。

Music&Performing Arts 音楽・舞台芸術

文化ホールときららホールを 市民に無料貸し出し

 
無料貸し出しの利用条件は、各自の健康状態チェック、マスク着用などのほかに、ピアノ、弦楽器などの演奏、ソロのダンスなどに限られた。1枠30人までとし、発表会や営利目的、歌、ピアノの連弾、吹奏楽器の演奏は不可。使用できるのはステージのみで無観客の状態で行う。コンサートで使用されているスタンウェイ・フルコンサートグランドピアノも利用できる

 船橋市民文化ホール(船橋市本町2-2-5、TEL047-434-5555)では7月3日から船橋市民を対象にステージを無料開放すると発表。7月1日の申し込み初日には60件以上の申し込み、問い合わせがあり、翌日2日には受付終了となった。船橋市民文化ホールの館長補佐・石井信生さんは「新型コロナウイルスによりライブ活動や日頃の練習などが十分にできない市民のみなさんに、普段と違う環境で思い切り表現活動を楽しんでほしい」と話した。

 「市民文化創造館(きららホール)」(船橋市本町1-3-1フェイスビル6F)でも7月16日~18日、31日~8月1日の5日間、同様にホールの無料貸し出しを行った。

 申込者の中にはプロの演奏家やジャズダンス、演劇のグループなどからもあったという。演奏した様子を動画撮影し、演奏者の中には自身のYouTubeチャンネルで動画を公開している演奏者もいた。


現在、市民文化ホールは3密を避け、客席は通常の定員の50%(500人)に、活動内容の制限を行うなど、さまざまな感染防止対策のもとに運営している

ロックバンド界・日本初の ドライブイン型ライブに挑戦!


「ナゲッツ」メンバーと松戸市長。左からベースの大牟田徹さん(26)、ラムの加治工芳(かおる)(25)さん、松戸市長、ボーカルの工藤わたるさん(25)、ギターの西山浩喜さん(26)さん

 船橋市出身、大穴小学校、大穴中学校出身の幼なじみ同士で結成されたロックバンド「THENUGGETS(ザ・ナゲッツ)」がアメリカデビュー、世界ツアーを終えたのち、コロナ禍の中、7月5日にはドライブイン型ライブを成功裏に終えたことを松戸徹市長に報告するため、7月27日、船橋市役所を訪れた。

 「ライブ活動が厳しい状況の中でも音楽を楽しんでほしい」という思いから、ロックバンドでは日本初となるドライブイン型ライブ「THUNDERROAD」を千葉県長生郡長柄町で開催。「安心して参加してもらえるように趣向を凝らし、会場には約100台の車が集結した」と報告した。

Others その他

北習志野の貸衣装「フレンド」が ジューススタンドをオープン


出店場所は「フレンド」前の駐車スペース。営業時間は10:30〜16:30

 北習志野駅近くで貸衣装や和装小物のレンタルを手掛ける「フレンド」(船橋市習志野台2-4-22)が外出自粛によるダメージを受け、キッチンカーで「絶品完熟バナナジュース」を看板商品にしたジューススタンド「とことこ」(TEL070-1310-4418)を6月13日から営業開始している。

 同社代表の森雅美さんは「新型コロナの影響で冠婚葬祭、卒業式も入学式も全て無くなり、3月は3割減、4月7割減、5月9割減に。何か新しいことをしなきゃ!とスタッフや娘と話し合って、幅広い人が必要とする飲食業を考えキッチンカーを始めることにしました」と新業態へと踏み出したきっかけを話す。「貸衣装では1回も接することがなかった近隣の方ともドリンクスタンドであればお付き合いが始まるかも」と新規事業の可能性に森さんは明るい表情を見せる。


「絶品完熟バナナジュース」(350円)のバナナは船橋市地方卸売市場で、市川市の養蜂家からはハチミツを仕入れ、オリジナルのレシピで作られている

オンラインとリアルでマルシェを同時開催


「ミニマルシェ」の様子。8月末までは月曜開催、9月からは「おさんぽマルシェ」へと名前を変えて金曜日に開催予定

 弊誌編集部1階にある「市場カフェ」(船橋市市場1-8-1関連棟0番通路)では、外出自粛が解除されてから店舗前のデッキスペースを使って、手作り雑貨などの販売をする「ミニマルシェ」の開催を続けている。「コロナ禍でイベント出店の機会がなくなった作家さんに、活動の場を提供したい」とマルシェ運営およびママ向け情報誌「Mamachi」編集長の小林夢生さん。

 マルシェ開催中は1時間弱、会場から「Mamachi」のInstagramアカウントを使ったライブ配信も行う。ライブ配信内で作品や作家自身を紹介し、会場に来られなくても新たな作家のファンを増やせる仕組みとなっている。過去に配信した動画はアカウント内(@mamachi.info)の「IGTV」で閲覧可能。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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