2020年09月03日 配信

新コンテンツ「支え合い」では、よりよい社会を生み出すために船橋市内で力を注いでいる人や団体、施設などをご紹介していきます。

10代の妊婦と母子の命を守るための支援つきシェアハウス「かけはし」

望まない妊娠をした若い女性を受け入れる「シェルター」の役割をしながら、自立の道を選ぶ人には多方面からその支援を、養子縁組を希望する人にはその道を支援し、母と子の命を守っていく場所が誕生した。


シェアハウスは14部屋が利用可能。各部屋にトイレが付く。部屋タイプは2種類があり、広い方には室内にシャワー室も付く。利用料金は部屋の広さにより月額3万または5万円で家賃、共益費、高熱水道費を含む。低所得で家賃などが払えない入居者は、生活保護制度を利用してもらうこととなっている

 船橋市習志野エリアに、10代の妊婦と母子の命を守るための支援つきシェアハウス「かけはし」が7月14日、オープンした。

 同施設を利用できるのは、産前産後2カ月の10代、20代の望まない妊娠をした妊産婦。開設したのは愛育レディースクリニックと同院のスタッフがコアメンバーとなって活動しているNPО法人「ベビーブリッジ」。同法人は2017年に設立、「生まれてくる子どもの命を守る」「子どもを生む女性の心身を支える」「生まれてくる命が愛ある家庭で育ってもらいたい」「子どもと出会い、親子の愛を望まれるご夫妻へご縁を結ぶ」という4つの主な指針を示し、活動している。

 同法人理事長の熊田ひとみさんは「悩みを抱える多くの方に知っていただき、利用してもらえたら」と話す。「ここで体が平常に戻るまでの期間を過ごしていただき、その期間に彼女たちが『自分の子どもを自分で育てたい』と決断し自立の方法を見つけるのか、どうしても難しい場合は養子縁組に出すのかを決める期間にしてもらいたい」とも。「全国どこからでも受け入れ可能です」と呼び掛けている。


共用リビング。共用キッチンもあり、身の回り品だけを持参すればすぐ生活を始められる

連絡先: ベビーブリッジ http://baby-bridge.com/

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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