2020年09月03日 配信

命とこころの相談窓口「SNS相談@船橋」 


「SNS相談@船橋」のLINE画面

LINEを使った無料相談を開始

 「SNS相談@船橋」は、新型コロナウイルスの影響により、心身の不調や生活の不安を抱えている人のための無料カウンセリング。船橋市内在住、在勤、在学者が対象で、SNSコミュニケーションツールのひとつ「LINE(ライン)」を使う。

 相談内容などのプライバシーは守られ、LINEであれば話すのが苦手な人や、他の人に聞かれる心配がある人も相談しやすい。

新型コロナの影響で不安やストレスを抱える人が増加

 新型コロナウイルスの影響で「外出ができず落ち込んでいる」「仕事を失い困っている」「この先どうなるのか不安」など、悩みを抱えている人が増え、市の各種相談機関への問い合わせが増えているという。経済・生活、健康面などのさまざまな面で、不安やストレスで心身の健康を保てなくなる人の増加や、自殺リスクの高まりも懸念されている。

 市はこれまでも多くの相談機関を用意してきたが、ほとんどが電話での相談になり、「ハードルが高い」という懸念があったという。そこで、幅広い世代で日常的に馴染みのあるコミュニケーションツール「LINE」での相談を開始した。「誰もが自殺に追い込まれることのない生きる道をつなぐ船橋市」を目指していくという。

相談には専門のカウンセラーが対応

 相談には公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士などの専門カウンセラーが常時2人対応する。誰でも匿名で無料カウンセリングが受けられ、予約も不要、リアルタイムのチャット形式での相談ができる。

 「チャットは1人約50分を目安にし、もっと時間が必要な場合は、明日また連絡してもらえるよう伝え、納得いくまで話ができるようにしています」と健康政策課の島田純一さん。

「友だち追加」のすすめ

 現在登録者数は約326件(8月11日現在)。「気軽に相談をしてください。市内の身近な窓口を紹介できますし、困ったときのために、登録だけしておいていただいても構いません」と島田さんは「友だち追加」を勧める。

 開設期間は2021年3月31日までだが、必要に応じて継続も視野にはあるという。

SNS相談@船橋
<相談時間>月~金曜=17時~21時(受付20時30分まで)、土・日曜・祝休日=13時~17時(受付16時30分まで)
<相談方法>https://www.city.funabashi.lg.jp/kenkou/fukushi/007/p081920.html こちらから友だち追加。相談時間内にトークで相談
<対象>船橋市在住・在勤・在学の方
<問い合わせ>健康政策課(TEL047-436-2306)
<電話(FAX)や対面での相談窓口>https://www.city.funabashi.lg.jp/kenkou/fukushi/007/p080812.html

取材協力


船橋市健康政策課 主査 島田純一さん

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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