2021年05月16日 配信
高齢者向け住宅で開催のシニア食堂@塚田

 

 市内公民館などでも増えてきているのが、シニア向け料理教室。一人身になった際に食事対応を自分でできるようにレッスンしていくこと、コミュニティに参加して孤立を防ぐことなどを目的としている。

 そのような流れがある中、総合不動産会社「京葉エステート」が、流山市で行われているシニア対象の「シニア食堂」を参考に、不動産業だからできる高齢者支援の一つとして、シニア食堂協会(NPO法人東葛地区婚活支援ネットワーク)の協力のもと、「シニア食堂@塚田」を開催している。

 「シニア食堂」は「美味しい!簡単!栄養たっぷり!」をコンセプトに、料理教室とは違い、「みんなで作って、一緒に食べる」ことが目的。7月12日には「塚田なかにわⅡ」(船橋市行田1-45-19)で、高齢者の健康維持に配慮し、簡単に作ることができ、家でも実践できるものという観点で「シニア食堂@塚田」が開催された。食事の後は交流会や「笑いヨガ」なども実施。

 京葉エステートは、コミュニティの原点である「互助」「共助」の住まいとして、要介護認定を受けていない高齢者に限定したシェアハウス「塚田のなかにわⅡ」を運営。ここは介護施設とも提携している。「今回、そのシェアハウスの共用部分を一般開放しました」と話すのは京葉エステートの須田昌也さん。「コミュニティの場として、孤独な方に対し、こんな楽しい場所があることを知ってもらい、参加してもらえれば」とも。

 「塚田のなかにわⅡ」住人はもちろん、近隣に住むシニア(60歳以上)であれば誰でも参加できる。シニアのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上、地域への参加、コミュニティ作りを通して、多くの「生き生きシニア」を生み出すことが目的だという。「おひとりさまになった際に、家にこもりきりになってしまわないよう、外に出るきっかけにもなります」と須田さん。

 「シニア食堂@塚田」の次回開催は8月30日。10時〜12時(受け付けは9時30分〜)。場所は「塚田のなかにわⅡ」1階。参加費500円。申し込みは電話かメール(suda@kstste.co.jp)へ。須田さんは「月1回のペースで開催できればと思います」と話している。

取材協力

TEL 047-429-7272
京葉エステート株式会社
宅地建物取引士 須田昌也 さん

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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