2021年05月16日 配信
くらす
小野田城址を歩く 光明寺萩堂
安房神社本殿
前回と同じく北総線小室駅から歩き、北側から小野田集落に入ります。安房神社、隣接する光明寺の間を抜けると、里山の雰囲気いっぱいの古刹「萩堂」に出ます。ここには日蓮上人が祀られており、優雅な名称、古い仏堂が味わい深く、地元では「お堂」と言っています。「萩堂」と呼ばれるのは、飛騨の匠が萩の木で作ったということで、明治元年に再興されましたが、柱の一部に萩の部材が残っていると言われています。ここをお参りすると疫病が治ったことから、遠くからお参りに来ていたそうです。
萩堂の裏はコラントウ(古卵塔)と呼ばれる墓地で、小野田城の土塁の上にあります。安房神社と隣接する光明寺及び萩堂を合わせた一帯が、戦国時代末期の城趾ではと言われています。一帯は小高い地形になっており、神社脇や寺には土塁が残り、城とか城外という地名、「でえもん」(出門)の屋号も残っています。
中世の城や城址好きの方、是非足をお運び下さい。
次月は、「小野田地区を訪ねて 昔からの文化を歩く」です。
安房神社の見事な彫刻
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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