2019年02月18日 配信

 

 

千葉県看護協会船橋地区部会 会長
佐々木 悦子 氏

千葉県看護協会船橋地区部会について、どのような組織で、
どのような活動をされているのかを、会長の佐々木悦子さんに伺った。

看護協会船橋地区部会の構成メンバーや役割について教えてください。

 千葉県看護協会では、県内を12地区に分けて地区部会を設け、健康や医療に関心を持ってもらえるよう活動しています。
 船橋地区部会は、船橋市、八千代市、鎌ケ谷市、習志野市が管轄になります。会長ほか役員は4市が持ち回りになり、2年が任期、わたしは船橋市として2019年の6月までが任期です。ほかに副会長、書記、会計、行事担当、研修担当がおり、役員会を年7回開催しています。会員は保健師・助産師・看護師・准看護師の資格を持ち、船橋市の入会者は約1800人です。

具体的な活動について教えてください

 市民を対象とする看護活動として、フェイスビル5階の船橋駅前総合窓口センターで開催している「まちの保健室等」(月1回、基本第1水曜日13時30分〜16時30分)があります。血圧や体脂肪測定ができ、健康について気になることや介護・育児等の悩みを気軽に無料で相談できる場所です。年に1回開催の「かまがや福祉健康フェア」や「ふなばし健康まつり」でも健康相談ができます。
 ナイチンゲール生誕の5月12日を「看護の日」として、健康相談や看護進路相談などを東武のコンコースで行っています。また、看護職の看護の質を高め、スキルアップを目指し、看護師に対し例えば「食べること」に関して摂食嚥下の認定看護師や、大学教授に講義してもらうなど、研修を行っています。
 会員向けには船橋地区部会の連絡会を年2回開催。管轄4市の全病院、訪問看護ステーション・老人保健施設・クリニックの看護責任者などが集まり意見交換や活動報告をします。活動として、市町村等主催の保健・医療・福祉関連の協議会等への参画を進めています。

新たな取り組みを教えてください

 組織の強化として、2025年問題(※1)に対応すべく入会勧誘を推進していきます。強制ではないので加入していない看護師もいます。これからますます看護師の役割が大きくなり、期待されていくと思いますので、看護師の資格を持つ方は看護協会に加入いただき、医療情勢を知り、今後の看護師の在り方など連携していければと思っています。

佐々木さんの船橋での思い出と言えば?

 「看護の日」です。900人以上の市民に来場いただき、とてもにぎわいました。来年は曜日の関係で5月11日になります。わたしは住まいが東京で、2016年に松戸市の病院から船橋市に転勤になりました。各病院の看護部長さんと顔が見える関係が築けるので、今回会長を引き受けました。
 船橋市は市と看護協会との関りが強く、市の委員会にも看護協会の有識者として出席し、いい関係が築けていることを頼もしく思います。

(※1)団塊の世代が2025 年頃までに75 歳以上の後期高齢者になることで、介護・医療費などの社会保障費の急増など、社会にさまざまな問題が生じると懸念されている問題

佐々木悦子(ささきえつこ)氏
 

・昭和39年 東京都生まれ 
・平成元年
  岩手県一関市医師会附属看護専門学校卒 看護師免許取得
・平成26年
  認定看護管理者取得
・平成29年 
  千葉徳洲会病院勤務
  千葉県看護協会船橋地区部会 会長就任

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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