2019年02月18日 配信
県立行田公園の外周りを歩く
 
行田東小の海軍境界石   公園周りの円周道路

 

 県立行田公園の東側の芝生広場を渡って林の中を抜け東端から外側に出ると公園の周りにある広い道路に出ます。地図を広げると分かるのですがこの道路は直径800mの不思議な円周道路になっています。

 なぜ円周なのか、大正4年に出来た日本海軍の船橋無線送信所の周りにあった無線塔18本の管理用道路だったからです。道路を渡ったところに京成バス諏訪神社停留所の終点の広場があり、傍には諏訪神社があります。この神社は江戸時代の始め延宝元年に行田新田が開墾されたときに行徳の人たちによって建てられた鎮守様で、諏訪神と稲荷神を祀っています。

 円周道路に沿って南に少し行くと市立行田東小学校に着きます。正門近くの校舎玄関前ロータリーの植え込みに、円周道路の周りにあった石塔5本が保存され建っています。この石塔は「海軍用地」と「許可ナキ者ハ入ル可カラズ海軍省」と刻まれた二種類の海軍境界石になります。

 円周道路周りと海神に向かう昔の管理道路脇には、まだ海軍境界石が畑の中に建っているので、探しながら歩くのも街歩きの楽しみになるのでは。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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