市内にある保育園・幼稚園・支援センターなど、子どもたちを見守るさまざまな施設の人に話を聞き、それぞれが描く「船橋の子どもた
ちの未来」を語っていただきます!
インタビュー No.20 コスモス幼稚園
園長 高倉幸世さん [ 住所] 船橋市上山町3-512 |
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コスモス幼稚園の高倉幸世園長に園の特長と 取り組んでいるモンテッソーリ教育・林間学校について話を伺った。 |
高校教師だった叔母が生徒たちと接する中で、好奇心や探究心を持ち続けるには幼少期が大切だと感じ、昭和42年に設立しました。現在の園舎がある場所は自然豊かコスモスが咲いていたことから、コスモス
のようにやさしく思いやる心を持ち、探究心を育てる宇宙(=コスモス)が育つことを目指して名付けました。同年齢の横割、異年齢の縦割保育を取り入れており、様々な年齢の友達と接することで思いやりの心と協力する楽しさ、探究心を育んでいます。
モンテッソーリ教育の目的は、子ども自身が環境から学びとる教育で、一生学び続ける姿勢をもった大人になるよう育てることです。例えば、遊びに関しては全員で同じことをするのではなく、自分で遊びを選び、自主性を大事にしています。運動会の種目についても、1カ月前から運動会で使用する遊具で自由に遊ぶ中で、みんなで相談して決めています。
林間学校は子どもの自立心・社会性・科学性を養うなどの目的のために46年前から続いており、2泊3日で鴨川の寺に宿泊しています。往復8キロのハイキングでは、みんなで声をかけあいながら歩き、毎回全員が完歩しています。自然に触れたりキャンプファイヤーをしたり、友達や先生と過ごす林間学校は、楽しい思い出だけでなく達成感、自己肯定感が育ちます。
子どもが育っていく中で何より大切なことは、今、幼児教育で注目されている「非認知的能力」だと思います。これは、目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力です。この力を育むために私たちは日頃から子どもたちがどのように考え成長しているかを話し合い、エピソードを聞いて幼児理解に努めています。廊下にはそういったエピソードや解決方法、アイディアを書き出した紙を掲示しており、保護者の方にも見てもらうようにしています。
先生たちと勉強を繰り返しながら成長に合わせて子ども達と接し、やさしい心と、また自分の意見を伝えることができ、意欲をもった子どもに育ってほしいと思います。
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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