県立船橋高校
県立船橋高校の合唱部やアーチェリー部、放送委員会とともに、全国大会に出場した自然科学部、囲碁同好会、生物部をクローズアップした。
第41回全国高等学校総合文化祭 文化庁長官賞受賞
部員数/27人 顧問/曽野学先生
同部では個人的に研究したいテーマを見つけ、各々が自由に研究を続ける。
岸田実優さんと吉田拓暉さんは1年生の時からタッグを組んで研究を続けてきた。現在3年生で、「ポスター発表」の部門で千葉県代表に選ばれ、全国大会に出場。
発表したタイトルは「金属化学物を担持させた酸化チタンの光融媒活性」。全国大会では、さらに研究を重ね、より充実させた内容で臨んだ。結果は文化庁長官賞を受賞。
「主体性をもってなんでも進められる二人です。大学の教授にもアドバイスを受け自主的に研究していました」と顧問の曽野先生は二人を評価して話す。
第41回文部科学大臣杯全国高校囲碁 選手権大会全国大会8位入賞
部員数/5人 顧問/西山和宏先生
囲碁同好会は2015年に発足。その立ち上げに貢献したのが、3年生最後のチャレンジで、全国大会8位入賞を果たした財前孝汰郎さん。財前さんのほかはみな女子部員。週1回で集まり皆で対局するが、女子部員は初心者が多いので、自然と財前さんが指導する指導碁になるという。実は財前さんは中学までプロを目指していた。同部でも1年時から全国大会に出場していたが、予選通過ができていなかった。今回のチャレンジで本戦へコマを進め、見事入賞を果たし、「ほっとしている」と笑顔で話す。
今後も囲碁を続け、子どもたちや後輩の育成にも力を注ぎたいという。
日本生物学オリンピック2017本選出場
部員数/31人 顧問/関季史先生
活動として、実際生物を採集し飼育すること、生物学オリンピックに向けて勉強することの2パターンがある。
特に試験勉強として、部員はみな世界中で定評のある生物学教科書「キャンベル生物学」をひたすら読み、生物学オリンピックに向けて対策している。オリンピックは参加した3849人から予選を通過した80人が本選に臨めるが、鈴木裕さんも見事その中に入った。
また高校2年生以下で選抜された16人は国際生物学オリンピック日本代表選抜試験に進むことができる。鈴木さんはこちらの出場権も手にした。「生物学はわからないことが多く、だからこそ40億年前から現代にいたる進化に興味を持った」と話す。
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