2021年08月22日 配信
くらす
薬園台駅の周辺
木っ端地蔵堂
新京成電鉄薬園台駅の階段を下りると、広場に出ます。その広場に4月末から5月の初めに開花するハンカチノキが植えてあります。この花が咲く頃には、木にぶら下がっている白いハンカチに気づかれた人もおられることでしょう。ハンカチのように見える白い部分は、実は花ではなく苞(ほう)といって、葉っぱが変形したものです。
広場を出て踏切りを渡り、50メートル程行くと、国道296号(成田街道)にぶつかります。街道を渡り左側に歩を進め、一本先の路地を右に入ると墓地が見えます。入口に案内板が立っていて、木っ端地蔵(こっぱじぞう)という珍しい名前の地蔵と丹羽正伯供養碑の由来が書いてあります。それによると、この地蔵像は船橋市文化財指定の〝ゆるぎ地蔵〞を彫った僧がその松の残りで彫った像と伝えられており、ゆるぎ地蔵の兄弟に当たります。木っ端地蔵を納めた小さな地蔵堂の近くに、像を彫った木食増〝観信〞の墓も立っております。〝観信〞の文字がかすかに読み取れます。
木食僧「観信」の墓
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