2018年11月29日 配信

 船橋市では、国の指針に従い、介護と医療が連携し、高齢者が安心して在宅生活を継続できるよう支援する「定期巡回・随時対応型訪問介護訪問看護」と「訪問介護」というサービスを提供するシステムを構築している。
 現在、市内7事業所が展開。連絡会で情報の交換を行い、フォーラムなども開催したが、認知がなかなか広まらない現状がある。

定期巡回・随時対応型 訪問介護訪問看護サービス

 ケアマネジャー(以下ケアマネ)が作る介護計画を基に提供される。次の4つの特徴があり、いずれも看護師が関わるサービスで、全国共通、介護と医療が一体化して、24時間365日対応するサービスになる。
 時間に自由度があり、必要な回数の訪問が可能。1回の訪問時間は約20分、料金は月定額になる。
 緊急用に通報装置の貸与があるので、ボタンなどを押せばオペレーターにつながる。

①「定期巡回訪問サービス」訪問の頻度や、提供するサービス内容などを決め、定期訪問する。
②「随時対応(オペレーター)サービス)」利用者・家族からの通報に随時電話対応する。
③「随時訪問サービス」転倒や体調不良時など突発時に訪問する。
④「訪問看護サービス」利用者の医療ニーズに応じ主治医の指示を受けて、医療処置を施すため訪問する。
 
訪問介護サービス

 要介護の認定を受けた介護を必要としている人に対して、体の状態や生活状況に応じた訪問サービスを提供する。ケアプランに基づいた時間内での活動になり、追加利用にはケアマネの確認が必要。料金も利用した回数分だけ発生する。

①「訪問介護サービス」要支援1〜5の高齢者にヘルパーを派遣し、ケアプランに沿ってサービスを提供する。
②「介護予防・日常生活総合支援サービス」要支援1・2の高齢者にヘルパーを派遣し、介護を予防し自立度の向上を目指す。
③「障がい福祉サービス」身体・知的・精神障がいや難病を持つ利用者に、在宅での身体介護や家事援助、外出介助などを行う。
④「福祉有償輸送サービス」車イスのまま安心して移動ができる
⑤「自費サービス」介護保険外のサービス

山口さんは「サービスを必要としている人に、円滑なサービスの提供ができるよう周知に努めたい」と呼び掛ける。

【取材協力】

生活クラブ風の村
定期巡回ステーション高根台
高根台つどいの家

副施設長
山口孝子 さん
(介護福祉士)

TEL 047-465-9111

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真・文/大西俊子

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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