2016年12月22日 配信

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株式会社田中園 代表取締役 田中寛明さん

市場内に2店舗 調味料や飲料を販売

船橋市場内に2店舗、習志野台に1店舗構える「田中園」。

代表取締役を務める田中寛明さんの祖父幸作さんが海神で創業し約50年になる。

当時はアイスキャンディーなどを販売、来店者のニーズにあわせてお茶やタバコの扱い取いを始めた。

その後、海神の店舗は陸橋の建設により立ち退きを余儀なくされ、寛明さんの父、博さんの代に船橋市場に出店し調味料の取扱いを始めるなど事業を拡大した。

寛明さんが初めて店の手伝いをしたのは中学生の頃。子どもの頃から自然と父の店を継ぐと考えていたという。「幼稚園の時の将来の夢に『父の店をの跡継ぎ』と書いてありました」と笑う。飲料や調味料などの卸問屋で修業の後、市場の二号店がオープンする際に市場の同店での勤務を開始した。

市場内の一号店では缶詰や乾物、食料品を、二号店では各種メーカーの飲料、イベント用のドリンクを扱っている。同店では一般客も買い物がしやすいように全て卸値でバラ売りを行う。

船橋市場と学校給食のつながり

店舗での小売販売のほか、2年前から船橋市内の学校給食へ調味料を卸している。市内の小中学校・特別支援学校合わせて80校ほどの調味料を担当しており、学校からの注文にあわせて市内へ配達も行う。

「学校給食に確かなものを低価格で納めて費用を抑えられれば、余った予算で子どもたちのデザートが一品増えることもあるんです。普段、給食の事業は大変なことも多いですが、それで子どもたちに喜んでもらえるのが一番嬉しいですね」と笑顔を見せる寛明さん。

船橋市場からは同店のほかにも野菜などを学校給食用に納めている企業もある。

実際に寛明さんが納品で出向いた学校で一緒になることもあるといい、「同じ市場から納めているので市場発の配達便をまとめることができるといいですね」と寛明さん。「経費の削減もでき学校側も一度に商品を受け取れるなどさまざまなメリットがうまれるのでは」とも。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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